ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

ディケンズの「大いなる遺産」

今日は久々に雨が降っていない土曜日。

おお!曇りだけど、なんとも嬉しい。

とにかく洗濯です。衣替えに備えて夏物も洗わないと。日常の洗濯物に加えて、春夏のジャケットも洗いました。

 

家事をしつつもうすぐ読み終わるディケンズの「大いなる遺産」を綿々と読んで過ごしました。読了。

いやいやいや、これは面白かった!どうして今まで読まずに来たのか?

幼い頃、親を失い、年の離れた姉夫婦に育てられたピップが、ある日、匿名の人物から遺産を送られて、紳士になる教育を受けるためにロンドンへ。そこから色々な人々と出会い、事件に巻き込まれ、と怒涛の物語が展開されます。これへピップという少年の成長物語であり、冒険ものであり、幸福とは何かを問う哲学的な小説であり、と色々な読み方ができる小説でした。灰汁の強いキャラクターが次々と出てきて、それだけでも面白い。白眉は何と言ってもミス・ハヴィシャムで、結婚詐欺にあって男に捨てられたショックから花嫁衣装で何十年も生活している資産家。その養女のエステラは氷の美女、狼のようなやり手弁護士のジャガーズ、などなど。心優しい養い親の鍛冶屋のジョー、親友のハーバート、家庭生活を大切にするジャガーズのアシスタントのウェミックなど、個性的な登場人物が続々。ディケンズは面白い、と再認識しました。いままでディケンズは「クリスマス・キャロル」と「ピクウィック・クラブ」しか読んだことがなかったのがもったいなかったです。

作品がたくさんあるので、また何か読んでみようと思います。

f:id:winewinewine2525:20201024221944j:image