ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

「美男におわす」展で大量の美男を見る

今日は最高気温32℃。暑くて辛い。

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昨日から開催されている「美男におわす」展に埼玉県立近代美術館へ行きました。平日の方が空いてると思いまして。

この美術展は日本の視覚文化の中の美少年、美青年を辿る美術展だそうです。浮世絵、日本画から現代の漫画やアニメ、ゲームまでトータル119点(前後期架け替えがあるので、実質的にはもう少し少なくなります) の展示です。

 

構成は以下の通り。

第1章   伝説の美少年

第2章   愛しい男

第3章   魅せる男

第4章   戦う男

第5章   わたしの「美男」、あなたの「美男」

 

一部、写真撮影が可能なコーナーがあります。現代作家さんのもののようです。

平日だというのに結構、人が入っていました。しかも若い男性が多いのはちょっと意外。浮世絵の歌舞伎絵や戦闘ものなどは男伊達を表現するものがあり、確かに「美男画」ですね。若衆という風俗を描いたものが結構あって、独特の文化を感じます。男色文化の若衆は、振袖を着ていて、男性の振袖って、とても違和感があります。戦前の男子中高生向け雑誌の表紙では、私から見ると不気味な下膨れの男子生徒が色々なスポーツのポーズをとったりしています。当時はこういう顔が美男子だったのかな、と時代と好みは変わりますから、その時代の好みを知るのは面白くはあるのです。現代では漫画も忘れてはいけない要素で、山岸凉子 の『日出処の天子』、魔夜峰央の『パタリロ!』はもちろん、美少年と言ったらジルベールでしょうの竹宮惠子風と木の詩』のジルベールやオーギュスト、竹宮 氏が手がけた雑誌の表紙などまで展示されています。

現代作家のものは日本画からオブジェ、写真まで紹介されていますが、私としてはあまりパッとしませんでした。とは言え入江明日香 氏の『L’Alpha et l’Omega』(Omega のeにアクセント記号あり) は屏風で、かなりの大作です。こういう屏風を使いたいかは好みが分かれると思いますが、とにかく力作。同氏の『持国天』『廣目天』は少年なのか少女なのか分からない程たおやかで、こちらの方が私は好きです。


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今回、ポスターやチラシになっている川井徳寛 氏の『共生関係〜自動幸福〜』の世界観は、なんとなく『パタリロ!』ぽく見えてしまうのです。


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と、まあ色々展示されているので、リラックスして楽しめば良いかと思います。

企画展のチケットで常設展が見られ、そちらにはマネやレオナール・フジタシニャックなどがあり、「あ〜」と和めます。やはり見慣れたものを見ると脱力できて良いです。

ミュージアムグッズのコーナーも充実していて、可愛いものがたくさんあります。『北斎漫画』の図柄のポーチのガチャガチャをやって、ポリエステル製のポーチをゲットしました。(300円) 柄が6種類あり、どれも面白いので、全部欲しいくらいです。


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この美術館には地下に貸し出し展示スペースがあり、4つの展覧会をやっていました。吹き抜けのスペースには彫刻が3体あり、そちらも間近で見られます。「椅子の美術館」と言われていて、椅子のコレクションも見どころなのですが、今の時期、あまり展示されていません。美術館に入っているイタリアン・レストランも美味しいと評判らしいです。


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📷 美術館のゆるキャラらしいのですが、どこにも説明がありません。こんな可愛い子がいたので並べてみました。

 


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この美術館は公園の中にあり、公園をぶらつくのもおすすめです。今まで行ったことがなかったのですが、奥の方に日本庭園があり、池では鯉や亀が泳いでいます。池の奥には水がほとばしっている場所があり、そこから池に水が流れ込んでいます。手前は子供達が、遊べるスペースがあり、美術館の手前には噴水の広場があります。コンビニでサンドイッチでも買って行って、のんびりベンチでピクニックをすれば良かった。たくさんベンチごあるので、のんびりするにはぴったりのスペースです。

なかなか楽しく過ごせました。

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