ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

まずうどん、香川旅行1日目

予定では7:45に高松駅着だったのですが、なんと1時間近く前に到着。想定通りの雨降りで、駅のトイレで洗面、顔を作ってもまだやっと7:00を回ったところ。

まず朝ごはんにうどんを食べようと、バスターミナル正面から見て右側にある味庄さんへ。こちらはセルフのお店で、カウンターで基本のうどんを注文して、隣で天ぷらやお供のいなり寿司などを選び、自分でツユを注いでお会計。お店のお母さんがネギを乗せてくれます。私はエリンギと椎茸の天ぷらと玉子の天ぷらを乗せまして450円也。さぬきうどんと言うとブリブリにコシが強いイメージですが、こちらのはそこまでコシが強くなく程よいコシさと、ツユが優しい味わいでとにかく美味しかった。雨が強めに降っていて寒い朝に温かいうどん、胃腸に優しい程よいコシのある柔らかさはピッタリでした。今回の旅の1杯目です。


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朝ごはんも食べた事だしどこかへ行きたい。最初のプランでは栗林公園へ行こうとしていましたが大雨の予報でプランBとして屋根のある所として香川県ミュージアムへ行く事にしていました。しかし9:00から。まだ開いていない。仕方がないのでバスの待合室で約1時間ほど過ごしました。そうこうしているうちに午後予定していた善通寺に行く路線が運転見合せになってしまい、しかも7:00代より雨の降りがひどく、徒歩10分くらいの所なのにタクシーを利用。ドライバーさんの話では市内の小学校は休校になっているのだとか。

香川県ミュージアムの開館を待って入館しました。平日だからなのか土砂降りだからなのか、とても空いていました。平山郁夫さんの展示や今年生誕1250年の空海展、常設展ではナウマンゾウや復元した竪穴式住居などから近代の展示まであり、場所柄「24の瞳」の小学校やら、昭和の一般家庭やらの展示もありました。

寝不足なもので暗い所に入ると眠くなってしまい、ベンチでその都度居眠りしながらも展示を拝見しました。このミュージアムにはグッズ売り場とカフェもあるのですが、お楽しみのグッズを見に行こうとエレベーターに乗った途端、避難勧告のお知らせが届きまして、これはどうしたものかとコーヒーも飲まずにミュージアムを後にしました。


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JRはまだ止まっていて、当初行く予定だった善通寺に行くのはやめて、まだ動いていた琴電琴平線で琴平まで行きまして、復旧していたらJRで善通寺に行く事にしました。


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琴電は2両編成の電車でして、雨なんかへっちゃらでコトコトゴトゴトとこんぴらさんのお膝元の琴平まで。本日の宿で荷物を預かってもらい、JRの駅に行ったものの、復旧はしていなくて、特別臨時電車が出る事に。隣駅まで行くのに特急料金が込みで1000円もするそうなので、断念して琴平町を散策する事にしました。13:00にはなっていたのでお昼にうどんを食べたいな、と。


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📷 JRの駅。

本日の2杯目はこんぴらさんのお膝元、琴平町のいわのやさん。セルフうどん店です。迷った挙句、かけうどん1玉、温、トッピングにおあげ、茄子の天ぷら。550円也。ここのおうどんは割と柔らか目で、食べやすい。つゆはカツオの出汁かな?優しい中にもしっかりとした主張があります。巨大なあげも天ぷらも全部のせたのにぺろっとあっという間に頂いてしまいました。あ〜、おいしい!

ご馳走さまです。


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相変わらず雨なので、午後は琴平町を散策する事に。こんぴらさん門前町がたくさんお店があるそうなので行ってみました。金陵という酒造メーカーで酒造りの展示をむ無料で見学できます。江戸時代の酒造りの様子をマネキンを使って再現していて、なかなか楽しい。酒造りとは人の手を沢山経てできているのだなと思いました。父が酒好きだったので、元気だったら買って帰りたいところですが、それも今は叶わず。沢山賞を取っているメーカーさんらしく、私も飲めたら購入したのですが、残念ながら日本酒は飲めないので見学だけ。もちろんお買い物もでき、沢山購入していた方もいました。


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そして結果的に石段を上がる事になりました。途中のお店でテレビのロケをしていて、顔は分かるのですが名前の分からないお笑い芸人の人が来ていました。女性は誰かしら?王林ちゃんに似た感じでした。後に晩御飯を食べに行った際に、これは「ラヴィット」という番組であることを知りました。石段を100段まで上がった所に「100段」と表示があるのですが、大丈夫か私。30段くらいでゼーゼー言ってしまって、100段までは石段の両脇に店があって、店を見ているだけでも上がっていけるのです。100段から上を見たらやたらと段々が目立ち、恐ろしくなりました。郵便配達の人が郵便物を持って石段を駆け上がり、駆け下りてきます。ここの担当になると大変だわぁ。137段まで上がって、くたびれたので降りてきました。明日、書院まで行くのに一体時間はどれだけかかるのか?

途中、沢山の人がワラワラと出てきた脇道があり、行ってみたら「海の科学館」、その先が歌舞伎の芝居小屋である「金丸座」がありました。時々、歌舞伎のドキュメンタリーでこの芝居小屋が出てくるのですが、500円で中を見学できます。


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「金丸座」は冷暖房がなく、現代では春と秋の2回公演。金刀比羅宮が建てた芝居小屋で、江戸時代は春・秋以外は富くじを売っており当選を選ぶ会場だったそうです。案内をしてくださるガイドの方が面白いお話を交えながらツアーをしていきます。途中参加でも、後で聞いていない所を案内してくれます。まず劇場、以前は興行主や衣装部屋などとして使われていた裏側を見ます。現代では主な役者の楽屋になるそうで、暖簾が並ぶのだとか。通路が物凄く狭いです。大部屋などがあった2階に上がります。現在2階は使われていなくて、役者さんの体格が大きくなり、階段を上り下りできなくなったためだとか。現在は別に楽屋があります。最後に舞台の下に入り、そこは「奈落」と呼ばれているのですが、回舞台やせりなどを見学。今でも現役で使える装置だそうで、人力で動かします。1階に戻って終了。ポストカードを頂いて帰ります。私は途中からだったので、聞いていない所をガイドさんが後から説明してくださいました。さらに劇場全体が入るアングルで写真まで撮ってくださって、いい思い出になりました。最後に2階の客席を見て回って出ました。


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一旦宿に戻りチェックインし、休んでから晩御飯。この地域の名物と言われる骨付鳥を食べようと決めていたので、「骨付鳥 田中」さんへ。骨付鳥は鶏肉のローストでにんにく醤油味です。若鳥と親鳥から選べます。柔らかい方という事で若鳥を注文。おいしいですが、何と言うかクリスマスチックな気分になりました。大きなお世話ですが、この地域は骨付鳥とかうどんとかがご当地の味なわけで、観光的にはもっと客単価が高いご当地の味も考案した方が良いのでは?鶏肉もうどんも沢山食べてもそんなに高いものじゃないです。もちろん観光客的にはお財布に優しいのでありがたいのですが。このお店は居酒屋さんで、お目当の骨付鳥以外に大根サラダ、カンパチの南蛮漬け、紀州梅シャーベットをビールで頂きました。魚介類があるので、そうか周りは海なのかと今更ながらに気づかされました。金沢みたいに魚介類ばかりではないので、海に近い事を忘れてしまいます。第一、こんぴらさんは海運業の守り神だったような。なるほど、行こう行こうと思いながら、「海なし県」の私がなかなか来られなかったわけです。


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宿に帰ってやっと温泉。智光院温泉源泉との事で、宿の温泉を楽しみました。時間的に入った時、一人入っていたひとが出るところで独り占めでした。旅の疲れが湯に溶け出すようで、思わず鼻歌を歌ってしまうほど。

台風の影響で色々予定が狂ってしまいましたが、なかなか楽しい1日目でした。そして食べ過ぎました。