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香川旅行 若冲の「百花図」、金刀比羅宮、善通寺、盛りだくさんの2日目

2日目。今日はいよいよメインイベントの若冲展を観に行きます!

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こんぴらさんの書院で開催されるため、会場までの所要時間が分からず9:00にチェックアウト。宿で荷物を預かってもらい出発。

9:15には階段を登り始め、9:25には大門に到着。そこからは書院まであと少し。あれっ?結構早く着いてしまいました。予約は11:00なのに。「高橋由一館」で今回の「若冲展」の襖絵をハイビジョンで見られるというのをやっていて、無料公開だったので寄りました。5分番組を3本見て、あとは実際にハイビジョンで撮られた画面を操作して拡大したりして体験できます。アンケートに答えて若冲のクリアホルダーを頂きました。そこを出て、まだ10:05。

展示会のチケット売り場で尋ねたら、入ることはできるが既に10分経っていて50分で出ないといけないのでもったいないですね、との事。で、少し上に登った所にある神椿というカフェに行って有名な名物パフェを食べて時間を潰すことにしました。


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神椿は資生堂パーラー経営の店で、今日はオープンエアのお洒落な場所になっていました。私が行った時はまだ表に面したテーブルに座れたのですが、その後どんどん混んできました。まず席を取ってから奥で注文、支払い。呼び出しのブザーで呼ばれたら注文品を取りに行きます。食後は各自で下げ台に下げます。

神椿パフェ、1,230円也。これ、1,230出しても是非食べたい!これは素晴らしい。おいしいのはもちろん、見た目も可愛いし、ご当地の食材と資生堂パーラーの技が合体したようなパフェです。そして景色がよく、夏日になった本日ですが、日陰なので風が通って涼しい。本当に生き返ります。

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時間が来て、いよいよ若冲です。表書院の円山応挙の襖絵など見放題だそうで、ただ表書院はガラスの外から見ます。今回の奥書院の若冲の百花図はガラスが無い状態で見られます。配置の関係で上の方などが見えません。奥の間に燦然と艶やかな花々が咲き誇っていました。若冲の面白さは牡丹やシャクナゲなどの豪華な花も、楚々とした花も桜や桃などの枝ものも、当時ハイカラであったろうひまわりも、一枚の中に描いていることで、しかもあいかわらず葉っぱは虫食い。各花々がお行儀よく襖1枚に2列4段に並んで、それが4枚。更に奥では書院の障壁画となっていてこちらは書院全体に花が描かれています。先に見た襖絵と比べると絵の具の剥落が多いようで、ひまわりの花びらはわずかに黄色を留めているに過ぎず、白い花びらを咲かせています。それでも圧倒的に豪華な金地に花は見る者を圧倒します。こういうお部屋に通されたら豪華すぎて落ち着かない。当初50.分で時間は間に合うのかと思ったのですが十分拝見いたしました。遠くまで見に来た甲斐がありました。因みに「百花図」のクリアホルダーがおまけに付きました。


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その後は気も軽く、金刀比羅宮の本宮を目指しました。本日は昨日の大雨のため、土砂崩れが懸念され、奥の院へは立ち入れません。本宮でお参り、素晴らしい景色で撮影したり、御朱印やお守りを頂いたりしました。犬の形のおみくじは無くて、代わりに招き猫のおみくじでした。私は右手を上げた緑色の猫が出ました。

さあ、あとは下るだけ。下りは思いの外早く、楽でした。お腹が空いたのでうどんを食べることに。琴平にはうどんや発祥の店というのがあり、その店「こんぴらうどん」さんへ。醤油ぶっかけが有名だそうで、それを食べたかったのに、入り口で行列を作らされました。私の前は誰もいなくて、私の後は女性2人組。店の中で待たせてくれても良さそうなのに外で待たせた挙句、注文を先に決めてから案内するとのこと。ちなみに別の人だと先に席に案内してから席で注文を取っていました。27℃だか29℃だかとても暑い日で、汗をダラダラかいているのに外で待たされるなんて!べつに混んでいる感じではありませんでしたが、注文後すぐに通されました。私、待たされているあいだに面倒になりました。ぶっかけを注文したいのに店の人が上の空で人の話を聞いていない感じで、そんなに一人客はいやかよと感じました。で面倒だったので天ぷらセットを注文。930円也。後に後悔。天ぷらがとり天と海老天だったのです。とり天って嫌いなのに!正直言ってもうこの店の評価は最悪ですよ!普通のぶっかけが食べたかったのに!この店のうどんは香川に来てから3件目ですが今までで一番硬い、コシのあるうどんでした。しかし、とり天のダメージが大きく、もう美味しいとかどうとかどうでもいい感じです。こんなのなんで頼んじゃったの?状態。慣れない場所では結構ありがち。女性の店員さんは親切だったのですが。そして私はここには二度と来ないだろうと思います。もっとも、遠いのでそうそう来られないのですが、琴平町うどん屋は多く、いくらでも他があるからです。女性の一人客をぞんざいに扱う店は行きたくないのです。

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琴平町の最後に鞘橋という屋根のある橋を見に行きました。木造のお太鼓 橋で、現在は使われていませんが、綺麗に姿が残っています。


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ホテルに戻り、荷物を受けだし、一路お隣の市、善通寺へ。ここには弘法大師ゆかりの善通寺というお寺がありまして、たまたまなのですが弘法大師生誕1250年の年に当たります。私は宗教的には何も信心していないのですが、たまたま日本仏教界の大御所的な弘法大師の生誕1250年の年に、お隣の琴平町に行くので、おついでに寄ってみようと思いました。電車を降りて駅で荷物をロッカーに入れると案内所へ。「シャトルバスが出ていますよ」と案内の方が言っている間に、「今出るところです」とのことで丁度乗せていただきました。歩くと20分くらいかかるとのこと。

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善通寺は色々なことができるお寺で、四国八十八箇所巡りを一箇所でできるお砂踏みができたり、戒壇巡りができたり、秘仏ご開帳があったりします。戒壇巡りと仏教美術の展覧会と50年に1度しか後悔しない弘法大師自らが描いた自画像の公開がセットになって2,100円でした。お札と「弘法大師生誕1250年プロジェクト」のリストバンドがおまけにつきます。

こちらの戒壇巡りは左手を壁につけて真っ暗闇の中を進みます。途中、お経をあげるような空間が現れ、大師様のお言葉が流れます。再び真っ暗な中へ。やがて明るくなり外へでます。割と短めです。過去に善光寺清水寺で胎内めぐりというのをやったことがありますが、もっと長く暗闇の中を彷徨う感じでした。続いて仏像の展示やミャンマー? なのかチベットなのか、他国の仏教の像を拝見。これはどうみたら良いのか、というのが本音です。最後に、弘法大師自らが描いた自画像を拝見。50年に1度の公開だそうです。流石にお寺なので、最後に各自が拝んでもらって終了。何というか、檀家さんでもないとイマイチありがたさが分かりづらいです。

で、帰ろうかとうろうろした挙句、そうそうお砂踏みをしたい、と思い立ち道場を探すものの右往左往した挙句に見つけた時はもう閉まっていました。16時までだったので、真っ先に行きたかった。御朱印は2種類頂いたので、そこは抜かりなく。こちらは手書きで御朱印帳に書いて下さるので、書き置きより有難い気がします。そして今時1枚300円です。薬師如来様のをいただくと、四国八十八箇所巡りのカードと薬師如来様のお札をいただけます。

この日は五重の塔のある方でイベントをやっていました。演歌や昭和歌謡が流れたり、周りに縁日の屋台が立ったりして賑わっていました。本来、お寺さんってこういう人々の憩いや楽しみの場だったのだろうなと思いました。


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善通寺を後に、いよいよ高松に行こうと各駅停車に乗ったところ、途中の駅で「お急ぎの方はお乗り換えください」とのアナウンスがあり、20分早くつくなら乗り換えようと、向かいのホームに来たマリンライナーに乗り換えました。ところが、乗り間違えてしまったらしく高松に行くどころかいつのまにか景色は海!瀬戸大橋を渡っているではありませんか!もう、あせりました。私、どこへ行っちゃうの?とりあえず次に止まった駅で降りて戻ることに。本土側の児島という駅に止まりました。30分ほどで高松行きのマリンライナーが来るので、それで高松へ。それにしても瀬戸大橋は凄かった!島がどんどん出てくるのですよ!海の色の青い事!キャー、すごいすごいと思いながら、事態が分からずドキドキしました。お向かいの岡山県とかと実は四国って結構近かったのだと初めて気づきました。

高松でやっとホテルに落ち着いた時には、かなりヨレヨレになっていたのでした。

ま、楽しい一日でした。

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📷 ホテルに着いたのが19:00過ぎ。お腹もあまり空いていなかったので、コンビニのご飯。