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萩尾望都さんの漫画が生まれる瞬間

先日、帰省した際に、妹が「今度『漫勉』という番組は萩尾望都さんだよ」と教えてくれたので、忘れず見ようと思っていたのに、うっかり見そびれてしまいました。でも、再放送があるかも、と番組表をチェックしたら、Eテレで昨夜再放送がありました。

萩尾望都さんは、今や「少女漫画の神様」と呼ばれているのですね。

番組は漫画家が原稿を描く様子を先にカメラで収録しておいて、それを元に司会の漫画家、浦沢直樹さんがゲスト漫画家の方とトークをするというものです。

トークも面白かったのですが、漫画が生まれる瞬間を捉えた画像を見て行くのは興味深いものでした。漫画が生まれるその現場を、という事ですが、この番組ではストーリーがいかにして生まれるか、とか、発想方とか、そういう事ではなく、実際に描いて行く状態に特化していました。

萩尾望都さんはデビューしてから40年以上との事ですが、今でもしっかりとしたデッサンをしていました。こんなにしっかり下書きしてからペンをいれて行くのか、と、ちょっと驚きました。ペンも繊細な線を重ねて重ねて描いて行く方法で、あの美しい絵が完成されて行くのでした。

番組では、現在連載中の「王妃マルゴ」の作成風景を追っていました。

小学生の頃、物凄く好きで、学生時代は貪るように萩尾望都さんの作品を読んで過ごしたのです。萩尾先生の作品は、各年代ごとに代表作がある位、優れた作品が多いのですが、私はやはり「ポーの一族」や「トーマの心臓」の頃の作品が馴染みやすく、好きです。

まだ、読んでいない、あれやこれやを、一度まとめて読んでみたいと、つくづく思っています。「残酷な神が支配する」は、読まなくては。

このところ、なんとなく、萩尾望都さんの話題をキャッチしていて、また、どっぷりとその作品世界に浸るのもいいかな、と思います。

萩尾先生には、いつ迄も素晴らしい作品を描いていただきたいです。