ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

あいつとシェアするほうれん草

最近、田舎に帰る楽しみの一つが、無人の野菜販売所で野菜を買うこと。先日、帰省した際も、無人販売所に寄りました。その日は、前回購入した販売所に行く手前で、もう少しサイズの小さい無人販売所を発見して覗いてみたところ、ほうれん草やかき菜、春菊、青梗菜などの葉物野菜が並んでいました。こちらは、各種類値段が違うのですが、ほうれん草が¥80、春菊が¥70だったので、即購入。その後、前回の販売所に寄ったところ、こちらは¥100均一ですが、今回こちらでも春菊などが並んでいました。さっき買ったのより、少し量も多く、なるほど¥100の貫禄です。ブロッコリーがあったので、購入しました。もう、野菜は他に買えない位、荷物がいっぱいです。
 
さて、買ったほうれん草を昨日、常夜鍋にして頂くことにしました。購入した際に、無人の販売所に寄るつもりで、レジ袋を1枚用意していて、その中に買った野菜を入れて持ち帰りました。ほうれん草は上が開いたビニールの袋に入っています。所々に息抜きの穴が開いているやつです。購入時に、すこし虫食いがあったのですが、無農薬かしら、くらいに思ってたいして気にも留めていませんでした。購入した際にはなかったのに、黒いちいさな塊が袋にボツボツついていました。おやっ、もしかして、あいつか ?  ビニールから一束ずつそろそろと取り出して、怖いので丁寧に水で洗いました。全てのほうれん草をこわごわ取り出した後に、奴がいました。小さい緑色の虫。私のほうれん草を食べて、黒い糞を沢山していた犯人です。
 
ビニール袋ごと、もうひとまわり大きいビニール袋に入れて、口を縛ってゴミ袋に。あ~、怖い~。
 
ほうれん草は丁寧に洗い、幸い他に虫はついていなかったので、それでもどきどきしながら鍋で煮て食べました。あぁ、私とあいつとでこのほうれん草をシェアしていると思うと、なんとも言えません。それだけ新鮮でおいしいということかしら、とも思いますが、シェアする相手が虫だなんて、やっぱりあまりいい気分ではありません。
 
それにしても、野菜に虫がついているという経験をずいぶん長いことしていないなと思います。スーパーで買う野菜には虫は見事についていませんね。農家が出荷してくる際に、かなり気をつけて選別しているのか、はたまたたくさん農薬を使っているのか、そのへんは分かりませんが、昔は時々買ってきた野菜に虫がついていましたよね。虫が食べるくらいだから美味しいのだ、と言ったりしていました。本当は、野菜には虫がついていてもおかしくないはずなのに、ついていない状態が普通だと思ってしまうほど、私たちの生活は自然とかけ離れているのかもしれません。
 
虫が食べていたくらい美味しいほうれん草は、昨日の常夜鍋であまってしまったので、今日は冷蔵庫であまっていた人参1/2本と、ブロッコリー少々を加えて、クリームシチューのルーを放り込んで、今日はほうれん草のクリームシチューに変身を遂げました。最後まで美味しく頂きました。
 
ごめんね、青虫。