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日馬富士引退

日馬富士が暴行問題の責任を取って、本日引退を発表。

場所中に起こった暴行問題で、九州場所は揺れました。

何だかよく分からない事件。分かっているのは、モンゴル勢の集まりがあって、そこに初めて貴ノ岩が参加。そこで先輩の話の途中で貴ノ岩の態度が悪くて、激した日馬富士がリモコンや素手で10回くらい殴る。貴ノ岩は頭部に怪我を負う、というものでした。

最初の話では、貴ノ岩の怪我は髄液が漏れるほど、ビール瓶で殴って、瓶が割れたというものでしたが、その後色々な情報が出て、本当はどうだったのかがよく分からないまま、相撲協会の事情聴取、警察の事情聴取と続きました。

貴ノ岩の親方である貴乃花親方が相撲協会貴ノ岩の事情聴取を拒否したり、と言った動きもあり何が何やら分からない状態に。

後から出た情報では殴ったのはビール瓶ではなく、カラオケのリモコン、貴ノ岩の怪我もホチキスで9針位留めてあるものの、もっと酷い場合は縫う処置をするので、この状態では髄液漏れるはないとの事。事件の翌日、渦中の二人は誤って握手をしたとのこと。貴ノ岩は当初、暴行を受けた事を親方に報告していなかったなど、本人たちも穏便に済ませるつもりだったところ、話が大きくなり、大騒動になったように見えます。

被害者である貴ノ岩が、当初、親方に報告しなかったのも、親方から参加を禁じられていた集まりに出て起こった事だったからと言うのもあるでしょう。同郷の仲間内での出来事として解決したいという気持ちもあったでしょう。

相撲協会も内部の問題として処理したかったはずです。

そういった色々な関係者の思惑があって、何だかよく分からない事件として発展した様です。

日馬富士って、今まで暴力とかスキャンダルとか無かったように思うのですが。その日馬富士が激して暴力に訴えたというのは、いったい何があったのか。貴ノ岩に問題は無かったのか?

もちろん暴力はよくないのです。特に格闘技を生業にしている人は暴力に訴えてはいけない。日馬富士がいけなかったのは、感情に流されて暴力をふるってしまった事です。

そしてまるでトカゲの尻尾切りの様な突然の引退。事件の全容がはっきりする前に引退する必要は無かったのでは、と思います。

なんかスッキリしない幕引きだな、と感じました。

それにしても、相撲界はこういう時代には難しいですね。「心・技・体」を求められる格闘技でありスポーツであり、そして何より神様に捧げる神事であり、国技。その特殊性がこういう時代の中で、あまりにも特殊なのかもしれません。

相撲の1ファンとして、こういう事件は残念で仕方ありません。日馬富士は幕下のころ、あまり身体が大きくなかった力士で、それでも大きな力士に正面からぶつかって行く気迫の相撲で会場を沸かせた力士でした。他の国から10代の頃にやって来て、苦労も多かったろうと思います。横綱になって、まだまだ活躍してくれるだろうと思っていたので、とても残念です。