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『運慶 祈りの空間 興福寺北円堂』展で運慶の仏像と過ごす

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今日は東京 上野の東京国立博物館で開催中の『運慶』展へ行きました。今日こそは金曜日に博物館・美術館に行くと言う目標を元に昨日まで頑張りまして、実施する事が出来ました。

『運慶』展ですが、建物に入るのに20分並びました。トーハク入って真正面の本館の入り口入ってすぐのお部屋で開催していて、いつもはただの通路なのにお土産コーナーになっていたり、地下のロッカーは全部使われていて荷物を預けられなかったり、何だか仕切りが猛烈に悪い気がします。会場は一部屋に興福寺 北円堂の仏像7体を北円堂に当時配置されていたであろう様に並べられています。仏像7体の展示なのに当日券は1,700円。なんか強気。

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今回展示されているのはセンターに弥勒如来坐像、その斜め後ろに控えているのが、右に無著菩薩立像、左に世親菩薩立像、少し離れた四隅に四天王が配されています。まず、四天王から拝見。今年、京都や奈良で沢山の仏像を拝見して感じたのは、日本の仏像にもパターンというか決まり事があるようで、どこで見ても割りかし似たような像が多い気がします。ところがこちらの四天王、なんだかちょっと違う。例えば広目天は通常は筆も紙束のような物を持っていて、4人の中では静かなイメージですが、北円堂の広目天はそれらは持っておらず、もっと動的で動きが感じられます。ある所の四天王は皆同じ顔かしら、という像もあるのですが、こちらのは皆違う顔をしています。共通しているのは顔が怖い。そしてなんと言うか臨場感があり、今目の前で何か起こっている現場に立ち会っているような気分になります。多聞天が高く掲げてその先を見る表情、手はまるで生きているようです。この四天王は見応えがありました。

弥勒如来坐像は穏やかなお顔で、静かにそこに座しています。見物に来ている私たちのなんとやかましく喧しいことか。金色に鈍く輝きながら静かに微笑んでいます。

脇に配された無著菩薩と世親菩薩。私は過去に1度は確実に見ていて、それも以前にトーハクで開催した『運慶・快慶』という展示会で見たのですが、もしかしたら今年、興福寺の宝物館で2度目もお会いしているかもしれません。記憶があやふやですが、以前の『運慶・快慶』展では、もっとぐっと近寄って拝見した記憶があります。今回の展示ではお顔がよく見えない。目の表情が遠すぎてまず見えません。後ろに回って見ることはできるので、その後ろ姿、背中の感じなどはその像の年齢や心情が滲み出ています。もっと間近で見られたらもっと良かった。夜間の特別鑑賞会と言うのがありましたが、むしろそちらの方がじっくり見られて良かったかも、と今更ながらに思うのです。

興福寺まで行くのはなかなか大変なのと、北円堂の公開は春秋の一定期間のみ。あちらから東京に出張して来てくれるのはありがたいです。

せっかくトーハクへ来たのだからと常設展とお庭も拝見。お庭は秋の風情が素晴らしい。いつ来てもトーハクは楽しい所です。来年のお正月の国宝室は例年通り『松林図屏風』が出るみたいです。

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