今年は昨年行きそびれた別府沼公園でまず下車しました。ちょうど花菖蒲が見頃との事。
行ってみて驚いたのは、花菖蒲が咲いている水場がかなり広大で、公園の左側半分の下側半分を占めていました。今はちょっと時期には遅いかなと言う感じですが、どこまでも花菖蒲というのはなかなか見ていて楽しい風景でした。
公園の脇を流れる川にはカエルや亀、更に色々な鳥がいて、様々な鳴き声が聞こえてきます。
道路の反対側は日本庭園になっていて、ホタルを育てているとの事。夏にはホタル祭りが開催される様です。
ジョギングコースがあり、走る人ウォーキングの人と、思い思いに過ごしていました。また、広大な芝生の広場もあり、子供連れでいったら楽しめそうです。
40分程で、次に来たバスに乗り能護寺に行きました。ここは「埼玉の紫陽花寺」と呼ばれていて、ちょうど「紫陽花祭り」をやっていました。本日はチェロの演奏がありました。庭を散策しているとチェロの音色が漂ってきました。今年は5月の雨が少なかったせいか、見頃はあと1週間後かと思われます。昨年、訪問した時の方が、たくさん咲いていました。
次は旧坂田医院で降りました。ここでは地元の方たちが、冷たいお茶や茹でたジャガイモ、漬物などをサービス。熊谷市は野菜の収穫が有名だとかで、全て地元で採れたものだそうです。ジャガイモが美味しかったです。
ここで、日傘を借りて、妻沼聖天山( めぬましょうてんざん ) まで行きます。今年は日傘が2種類で、熊谷染めの日傘と番傘でした。日傘貸し出しスポットが各所にあり、借りたり返したりできます。
昨年、一度行ったので道は分かってます。先にお昼ご飯にする事になり、妻沼聖天山の入り口の向いにある和せん( せんは泉が3つ) という和食のお店で日替わりランチを食べました。本日の日替わりランチは、鯛とカンパチのチラシ寿司、冷たい茶碗蒸し、お漬物、味噌汁でした。お腹いっぱい食べて、755円也。お刺身が得意のお店らしく、刺身定食とか、魚のフライとか、お魚関係が色々ランチの時間帯でも食べられます。
食後、いよいよ妻沼聖天山さんです。今回はきちんと山門から入りました。仁王門も通って、御朱印を社務所で頂いてから、国宝の見学をしました。
係りの方が説明をしてくれて、一通りみました。説明は人によってポイントが違うらしく、昨年とは違う場所に発見がありました。
埼玉県で唯一国宝指定されている建物だそうで、絢爛豪華な彫物は誰の作かはっきりしていないそうです。唯一分かっているのが、阿吽の口型をした鳳凰だけ。それ以外は、左甚五郎の流れを組む人では、との事でした。
極彩色の彫刻は、何度見ても美しく、唐子の遊びが描かれた腰板ではユーモラスな表現も見られます。全体的に描かれている人物や動物たちが生き生きしていて、躍動感のある楽しい画面が多いです。
門前な騎崎屋( きざきや )さんで、「雪くま」というかき氷を食べました。「雪くま」は日本一暑い場所として有名な熊谷市で誕生したかき氷で、熊谷の美味しい水を使った貫目氷を使い、雪のようにふんわりと氷を削った上に、オリジナルシロップを使うという条件があります。熊谷市内に何店舗も「雪くま」を出している店があるようです。
騎崎屋さんでは今日はいちごミルク、抹茶ミルク、リンゴがあり、妹はいちごミルク(450円) 、私はリンゴ(400円) をいただきました。リンゴはリンゴのシロップの他に、リンゴのコンポートがかき氷の中程に埋まっています。お好みでシナモンを振っていただきます。シナモンが実に合います。「雪くま」は通常のかき氷よりサイズが大きく、運ばれてくると「わぁ～」てなります。そして皆、写真をとっていました。
大急ぎでシャトルバス乗り場へ急ぎ、今日の最後は道の駅めぬまへ。ここはバラ園が有名ですが、今時は盛りが過ぎてしまったようで、ちょっと寂しいお庭でした。それでも、遅咲きのバラがまだ咲いていて、それだけでも辺りをいい香りで包んでいます。
そしてここでもう一つ、どうしてもというのが、食堂で売っているジェラート。今年は深谷葱とライチを合わせた「ねぎらい」というジェラートと、バナナと人参のジェラートを頂きました。「ねぎらい」は、どうかな～と思っていましたが、意外と葱とライチがあっていて、美味しかったです。どちらかと言うとさっぱりしています。
農産物を眺めて、シャトルバスに乗って籠原駅まで。そこで解散です。自由に乗り降り出来て、自分の行きたい所だけ行き、時間内であればいつ参加して解散してもよく、しかも行くのがいささか不便な場所にいける無料シャトルバスでの旅は、気楽で楽しく、お財布にも優しいイベントでした。
一日楽しませていただき、ありがたいです。地元のボランティアの方たちにもお世話になり、ありがとうございました。
また、機会があったら、ぜひ訪問したいと思います。
