ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

箱根に遊んだ1日

突然ですが、今日は箱根に行きました。

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目的は岡田美術館で開催中の「田中一村展」に行く事です。

今年は「日本のゴーギャン」と言われる田中一村の生誕110周年で、岡田美術館だけでなく滋賀県にある美術館でも一村展を開催中です。地理的に行くなら箱根の方が近いので、岡田美術館に伺いたいと春先から考えていました。

でも、いったいいつ行く?箱根について調べると、なんと見所満載の一大リゾート地なんです。あっちもこっちも行きたい、と思ったらなかなか実行できなくて、ここはばっさり日帰りでシンプルに岡田美術館を目指すことにしました。

なぜ、平日かというと土日より空いていると思って。

7:00に蕨の自宅を出て、新宿から小田急線で小田原に、箱根登山鉄道に乗り換えて箱根湯本駅まで快適な旅でした。

箱根湯本駅前の観光案内所で、情報収集。立ち寄り湯に寄るつもりで、割引券を見ていたら、観光案内所の方のおすすめで平日割引券付きの施設を紹介されまして、そのパンフレットと割引券もゲット。岡田美術館の前売り券はお隣のバス券売り場で扱っているとの事で、通常2800円のところ2550円で購入。

朝ごはんを食べそびれていて、空腹だったので、商店街にある箱根土産で有名なカステラ焼箱根饅頭というのを買って食べようと店を探したのですが、なんとその菊川商店さんは木曜休みでした。

はぁ~、気落ち。

もう、まっすぐ岡田美術館を目指そうと箱根登山鉄道に乗りました。

箱根登山鉄道って、いいですね。楽しい。私が乗ったのは旧式の車両でエアコンも効いておらず、窓を開けて風を入れます。箱根は東京より涼しく、電車が走り出すといい風が入って来ます。近代的なデザインで窓が開かないタイプもある様で、途中ですれ違いました。

急斜面を登って行くので車両も2両か3両の連結のみだそうです。社内で色々なアナウンスがあります。もっとも急斜面の場所はスイッチバックもいう方式をとって登って行きます。3箇所あって、乗務員さんが車外を走って入れ替わるようです。

山側に座ってしまったので、あまり風景は良くなかったのですが、反対側に座ると中々素晴らしい景色が展開されている様です。しかしながら、なぜか車両の大半を占領していた大陸の方たちはスマホを見たり、パンフレットを読んだりしていて風景はどうでも良い様でした。私も知っていれば、風景のいい方に座りたかった。次回、と思いました。

この沿線は季節には紫陽花が見事だそうです。今の時期でも、枯れた紫陽花を沢山目にしました。次に行くなら紫陽花の頃ですね。

小涌谷駅で降りて、歩いて行こうと計画していました。せっかくなので、付近を歩きたいと単純に思ったのです。徒歩20分位なら、私的には楽々と。歩き始めてすぐに後悔しました。山の中だということを忘れていました。結構な傾斜の道を歩いて行きます。静かだし、涼しいので、元気のある人におすすめ。近くに滝もあります。

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ゼーゼー言いながら坂を上がって大通りに出たら、目指す岡田美術館はすぐでした。

岡田美術館。入場料が2800円と高額なのと、箱根にあるので、なかなか気軽に出かけられませんでした。

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5階だての建物を入ってすぐのロッカーで、携帯やカメラなどの記録出来るもの一切、飲み物など、すべて預けます。空港のセキュリティの様な所を通ります。

「田村一村展」は4階でやっていたのですが、特に案内がなかったので順路通りに進んだら、陶磁器のコーナーに。慌てて戻って尋ねた所、右手のドアの先を4階へ、との事で向かいました。

「一村展」については後ほど別に書きます。

さて、「一村展」の後、5階の仏像のコーナーを見てから1階の中国、韓国の陶磁器、2階の日本の陶磁器、ガラス器、3階の日本の絵を順に見ました。4階以外が常設展らしいのですが、300点も展示されていて、マメに展示替えもしている様です。陶磁器の状態はいい物が大半で、美しいです。日本画のコーナーも琳派の屏風が出ていたり、美しい物が何点もあります。ただ、量が多くて疲れました。

5階から下に降りて、庭園へ。通常は別途300円かかるのですが、今の期間、一部工事中との事で無料でした。

お庭はゴロゴロとした大きな岩や石の間に苔が生えていたり野趣に溢れた木立ちという感じで、ベンチがあちこちにあり、寛げます。でも、ベンチのデザインが、よくある洋風のベンチで、ちょっとお庭に合っていないのが残念です。このお庭なら美術館利用の人には無料公開でも良いのでは。東京にある有名なホテルや結婚式場のお庭の方がむしろ良く出来ていると思います。しかも無料公開だし。

お庭の入口に位置するレストランは、メニューがうどんばかりで、どうやらうどん屋さんのようです。

ぐるっと回って、建物と向かい合う位置にある足湯に寄りました。美術館利用者は無料です。注文するとコーヒーなどを運んでくれます。つまり、足湯カフェになっているのですが、注文しなくてもOKです。足を拭くタオルは置いて無いようで、後先考えずに足湯に入ったものの、出る時に戸惑っている人多数です。立ち寄り湯に寄るつもりだったので、タオル、ロッカーには有るんですけどね。自然乾燥して靴を履く事に。

この足湯の向かい側、美術館の側面のガラス貼りの面には「風神雷神図」の巨大コピー作品が展示されています。その下には蓮の花が咲く池があり、これはモネを意識してでしょうか? 美術館の外観はインパクトがあって、美しいです。

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岡田美術館の前はユネッサンという温泉施設で、その前バス停があります。そこから彫刻の森美術館へ行きました。その段階で16:00近く、美術館は17:00までなのです。なので、お昼ご飯を食べようと。

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彫刻の森ダイニングのシーフード・カレーが美味しいらしいので、注文。大きな窓の外には丸い形の山が幾つも重なっている風景が見えます。カレーなので、すぐに出て来て、すぐに完食。考えたら今日の1食目です。シーフードがゴロゴロ、カレーの海の中に沈んでいました。美味しかったです。

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彫刻の森美術館はおすすめらしいのですが、1時間で見て回る自信が無いので、次回にしました。

彫刻の森駅から再びの箱根登山鉄道を利用して、箱根湯本駅まで。
商店街をぶらつきつつ、立ち寄り湯へ。途中、籠屋清次郎という店で挙げたての蒲鉾が食べられます。数種類あって、結構なボリュームです。私はピリ辛ごぼう220円を購入。食べ歩き様に串に刺してくれます。これが美味しかった!詰め合わせで買って帰りたいくらいながら、賞味期限が本日中では諦めざるを得ません。1つでかなりお腹がいっぱいになります。

観光案内所で紹介された立ち寄り湯「和泉」さんへ。通常1250円が平日割引券利用で950円でした。入口を入ると、なんだか鄙びた温泉地の様な受付。脱衣所はあまり広くありません。

お風呂は「権現の湯」「早雲の湯」とあり、男女が日替わりだそうです。今日の女湯は「権現の湯」でした。

「権現の湯」のお風呂場は内湯の「美肌の湯」、外湯の「気泡の湯」「檜の湯」の3つです。ジャグジーの様な「気泡の湯」が一番熱く、半身浴でも汗ダラダラ。内湯の「美肌の湯」はぬるいくらいで入りやすく、本当に肌がツルツルしてきました。弱アルカリ性なんですね。

女湯は結構、お客さんが入っていました。「美肌の湯」効果でしょうか?

後でパンフレットをよく読んだら、この湯処は源泉を7つ持っているのです。本日は男湯になっている「早雲の湯」の方は4つのお風呂があります。あー、こちらも入ってみたかった。

ここはお食事は出来なくて、持ち込みは良い様です。お風呂に入って休憩するのみです。ビールと枝豆でもあったらもっと良いのにね。

元々、あまり長くお風呂に入っていられないので、湯処の滞在時間が短いのです。しかし、さっぱりしました。温泉地に行ったら、やっぱり温泉に浸かりたいですからね。

お土産にまんじゅう屋菜の花のお饅頭と、駅に入っていた箱根の市で小田原薩摩揚げなるセットを買って来ました。

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楽しかったものの、もっと時間をかけてじっくり回りたい地域だなと思いました。美術館もたくさんあるし、神社も湖も山もあるし、行ってみたい場所が多いのが箱根だと、つくづく今回思った次第です。

とにかく楽しい遠足でした。