今日は、2つの案件をいっぺんにやってしまおうという1日でした。
3月2日は母の命日でして、3回忌とか7回忌とかにあたらない5回忌の為、家族で御墓参りして、その後お食事会をすることに致しました。家族といっても、父と妹と私の3名なのですが、あちこち手配。さらに母の2番目の兄である伯父が、一番上の伯父の葬儀の日に転んで大腿骨骨折してしまい現在入院中なので、お見舞いに行く事にしました。
午前中、妹とお墓参り。関東は昨日、春一番が吹いたのだそうですが、県北の本庄市は今日は春の嵐かと思われるほどの強風で、お墓に手向けた花もとんでしまうかも・・・という程でした。「花、飛ばないかしら ? 」「じゃ、墓参りは止める ? 」「いや、そういうわけにもいかないのでは・・・」「花を持っていかないとか」「いや、それも・・・」「火のついた線香が飛んで火災とか・・・」というような物騒な会話の後、結局普通に墓参り。火のついたお線香はお線香を置く所に置くので飛んでいって火災の元になる心配もなく、花入れに挿した花も飛んでいく事もありませんでした。お雛祭りの前日が命日なので、毎年桃の花の枝を挿します。その他、百合やカーネーションやポンポン菊や何やかやを挿してひとまず出来上がり。お参りを致しました。お寺さんに維持費などをお支払いして移動。
妹は自転車で父のお世話になっているホームへ行き、介護タクシーで会食場所まで父を連れて移動です。私は花屋さんへ行き、お見舞い用のバスケットの花を作ってもらいました。後で取りに来る事にして、和菓子屋さんに注文していた桜餅を取りに行き、会食場所のお寿司屋さんへ。12時には父も来て、会食開始です。
昨年もお世話になった御寿司屋さんなので、勝手を心得ていてくれて、非常にスムーズです。父と妹が来る前に、茶碗蒸しを注文しておいたので、いいタイミングで出してもらえました。父は、そんなに食べられないのでお造りを中心にしてもらい、私と妹は御寿司を頂きました。「おとうさんも、何か御寿司を食べる ?」と尋いたら、「かっぱ巻きが食べたい」と言うので、かっぱ巻きを巻いてもらいました。大将が心得ていて、かっぱ巻きも8切れにしてくれているので食べやすく、父もぺろっと平らげていました。通常巻物は6切れらしいです。色々頂き、最後にデザートとして、栗きんとんと豆の炊いたのを頂きました。栗きんとんも美味しかったのですが、大きなおたふく豆には金粉が掛かっていて、見た目も綺麗で味も美味しく、大変満足致しました。
さて、御寿司屋さんを出て、花屋さんでお見舞い用の花のバスケットを受け取り、父をホームに送り届けました。桜餅は毎年、母の命日のお土産でホームの方の御三時に持参しています。
今日の私たちは機動力に優れていまして、父を送っていった介護タクシーにお願いして、伯父の入院している病院に行きました。妹は強風の中、自転車で移動。伯父の病室にたどり着いたところ、伯父の長女が来ていました。2ヶ月ほど入院している伯父は、顔色もよく、思ったより元気でした。先日の母の長兄の四十九日法要の席でその従姉妹に聞いたところによると、大腿骨にひびが入ってしまい、昨年の12月29日に入院してから、色々検査した結果、ひびが入ってしまっただけでなく、あちこち悪いということで手術も出来ず、じっと寝ているということだったので、どうかなと思っていたのですが、頭もはっきりしているし、ずっとしゃべっているのです。2、3日前、しばらく意識不明になってしまい、家族が集められたのだそうですが、何も食べられず、水も飲んではいけないそうで、チューブだらけではあるものの、思ったより元気そうでした。従姉妹はここ数日が山場と言われた、と言っていたものの、私と妹は「あと1年くらいは大丈夫そうだよね」「春になれば花も咲くし、元気でれば持ち直しそうだよね」と病院を出てから言い合いました。実際、伯父に「昨日、春一番が吹いたから、早く元気になって畑に色々撒かないと」と言ったところ、「うんうん」と頷いていたので、伯父としてはやる気はあるようなのです。暖かくなれば、人も気分が良くなって元気が出てきますから、伯父も良くなると思います。
病院を後にして、私と妹はちょっと、おやつに寄りました。父も、御寿司屋さんで甘いデザートを食べた上、御三時に桜餅ですから、今日は甘いものを食べすぎですが、私たちもパフェなんて食べてしまい、いささか食べすぎです。それでも、よい5回忌が出来たと思います。また来年、家族で母の命日にご飯を食べに行ければいいなと思います。
お見舞いの花。「90歳の男性のお見舞いです」と伝えて作ってもらい ました。田舎の花屋さんのセンスの良さに正直驚きました。今後、ご ひいきにさせてもらいます。 桜餅。故郷で評判の高い和菓子屋さんの作。美味。
