もうすぐグズグズの梅雨か、と思うと今からイヤですね。5月中の爽やかな晴天を有効に使わなくては。今の時期、洗濯して外に干すのは気持ちがいいですね。暖房も冷房も必要なく、窓を開けておけば心地の良い風が入ってくる時期というのは、現代の日本の季節の中で貴重な季節です。
ここ数年、鳥が増えているのか、野鳥の鳴いている声が聞こえたりします。何という鳥なのかは不明ながら、鳥の鳴き声というのは、突然自然の中に身を浸している気分を演出してくれるものです。私は通常、ラジオをかけっ放しで生活しているのですが、この頃ラジオを切って、静寂を楽しんでいます。すると、開けた窓から風の音がかすかに聞こえたり、鳥のさえずりが聞こえたりして、なんとなく気持ちが和みます。
音って、気持ちにダイレクトにつながっているものだな、と思います。何も音が無いと寂しいからとか、とにかく今流行の音楽を流しておこうとか思ってラジオをつけているのですが、今では静寂ですら楽しめるようになりました。静寂というのは、むしろ贅沢かもしれません。「イマ」の瞬間の音を捉えることができる贅沢。生きている瞬間の音を聞く贅沢。
気持ちがざわめいていたり、イライラしている時は、率先してテレビやラジオを消すことを試してみるといいです。自然の音に身を置くと、リラックスしている自分に出会えます。
この素晴らしい陽気に、風の音でも聞きに近くの公園に出かけることにします。
