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「国立博物館の日」に無料公開の国立科学博物館へ行く

5月11日~26日まで、上野ミュージアムウィークというのをやっていまして、本日は国際博物館の日で上野にある4館が無料で常設展が見られるので、友人Sさんと国立科学博物館へ行ってきました。無料公開された4館は他に、国立西洋美術館東京国立博物館台東区下町風俗資料館です。東京国立博物館国立西洋美術館は、毎年、年に数回は企画展に訪れ、その後時間と気力が許す限り常設展も見ているので、比較的なじみがありますが、科学博物館は小学生の頃に行ったきり・・・。今回、フーコーの振り子がお目当てで、Sさんにもお付き合いいただきました。
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本日、無料だったので、もう色々な人が入り口から吸い込まれていきます。老若男女、どんどんと。科学博物館って人気があるんですね。修学旅行生らしき制服の一団も入っていきます。本日無料であることを知らずに来た人も結構いるようです。
 
さて、久々の国立科学博物館ですが、広い。地球館と日本館に分かれているので、初心者としてはどこで何を見ましょうか・・・とりあえず近くの日本館から、と歩を進めました。一言で言って、すごい ! 剥製の動物が所狭しと並んでいるコーナー、様々な鳥たち、昆虫、かたつむり、日本に居る蝉の声を聞き比べられる装置、アンモナイトなどの化石、巨大な骨格標本、人間の生活を時代ごとに追ったジオラマ展示、その時代ごとの人骨、江戸時代のミイラ、などなどなど、見切れません。日本館だけでも盛り沢山。
 
「江戸人展」というのをやっていまして、沢山の頭骨から人の顔を考察するという展示があります。大奥、町人、武家と分けて、頭骨から顔の特徴を割り出すという調査で、大奥の女性たちは一般より顔の縦が横より長かったらしい、つまり面長であったらしいというようなことが分かっているようです。その他、病気で亡くなった人骨や、試し切りされた人骨など、江戸時代の知られざる裏事情も垣間見せてくれて、とても興味深い展示となっています。
 
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14:30に集合して、科学博物館に挑んだのですが、なんと16:30になってもまだ日本館が回り終わりません。そこで、フーコーの振り子を見ることにしました。地球館へ行かないといけないのかと思っていたら、日本館の地下1階で見られました。
 
フーコーの振り子とは、物理学者フーコーがこの振り子を使って地球の自転を証明したものです。振り子というと長い紐の下に取り付けられた錘が左右に行ったり来たりするところを思い浮かべると思いますが、地球が自転している関係で、振動方向がわずかにずれて行きます。国立科学博物館フーコーの振り子は、振り子が到達した地点のランプが点くことで、時間をかけて到達地点がずれていくのが分かるようになっています。実物を見ると、地球がこうしている間も自転しているんだな、となんだかしみじみと致しました。
 
残りの時間でミュージアム・ショップに寄ったのですが、ここもすごかった ! 展示されている剥製の動物ちたのぬいぐるみをはじめ、深海の生物のぬいぐるみや組み立て式の恐竜や、ここでも色々な分野の色々なものがありまして、奥の方のコーナーは見た目、プラモデル屋さんかと思われるような所もあります。もちろん定番のポストカードもあるし、本のコーナーもあります。缶入りお菓子コーナーもあり、東京土産はここで決まりって感じです。閉まる前だったので、猛烈に混んでいて、レジには長蛇の列。中で可愛いピンバッジなどを発見して、楽しさひとしお。
 
今回は地球館はまったく見られませんでしたが、次回、是非見てみたいと思います。それに、特別展示というのもやっていて、現在は「グレートジャーニー展」を開催中です。年間パスもあるようですので、お弁当でも持って、1日がかりで行ってみるのも楽しい場所だと思います。もちろん、館内にはレストランとカフェもありますので、そちらを利用する手もあります。子供がいたら年間パスを買って、月に1度は子供と共に通いたいなと思いました。
 
こういう無料公開日というのは、博物館ファンを増やすいいチャンスだと思います。1度知ってしまうと、また行きたくなりますからね。とにかく国立科学博物館、素敵でした。