市役所に集合して、マイクロバスにゆられて19名の参加者は一路、見学地へ。コミュニティ・ビジネスの成功例として2つの事業所が並んでいる所があるということで、そこにお邪魔しました。
最初にお邪魔したのは、「BABAラボ」さんという、いくつになっても働いていられるようにというコンセプトで、おばあちゃんが使える孫育てグッズを開発・製作・販売しているという事業所でした。一戸建てのお宅に事業所が入っていて、1階部分が事業所、2階は事務所と貸しスペースだとのこと。1階は製品が展示され、その場で購入することも出来ます。その部屋と奥の畳のお部屋で製作の作業をするとのこと。多くの登録している方がいて、自宅で仕事ができるそうです。さらに奥が、子供が遊べるスペースになっていました。その隣がキッチン。子供を育てながら遊ばせながら、近隣の方とも繋がりを持ちながらやっているとのことで、子供を育てている女性にはいいスペースだなと思いました。もちろん、登録して自宅で作業している年配の方も、自分の能力を発揮する場があり、また、多くの人が新しい自分を発見したり、今まで出会えなかった人に出会ったりと、コミュニティ・スペースとしても成功している事業所のようでした。こういう場所が生活圏にあるといいですよね。それでも、開業してから1年半はレギュラーの登録して製作してくれるスタッフが中々集まらずにご苦労されたそうです。現在は収支とんとんくらいとのことですが、これからはもっと収入を増やしていきたいようです。
2軒目は、そのお隣にある「ヘルシーカフェのら」というお店にお邪魔しました。お隣の建物と、大家さんが一緒の方だそうです。最初にスライドを使った説明があり、その後ランチを頂きました。中学生の男子生徒3名が研修で来ていましたが、緊張していたようでおたおたしていました。まぁ、20名以上のおばさんの集団をいっぺんに見たらびびりますよね。
このカフェは地産地消を実施しているようで、野菜は地元の農家さんへ出向いて購入しているそうです。今日のランチは豆腐ステーキかロール白菜を選べるものでしたが、ご飯は黒米を炊いた物だとのことでした。野菜もいろいろな種類がサラダで登場し、アイスプラントも乗っていました。味は薄味でとってもヘルシー。私は、ロール白菜をお願いしました。前菜3点、メインのロール白菜、ミネストローネ、サラダとご飯でお腹いっぱいでした。
このカフェの主催者は、飲食業のお店を目指したわけではなく、いろいろな人が気軽に集える地域の場所作りをしたかったようです。お客さんとして
今回2つのコミュニティ・ビジネスの現場を見学したわけですが、実際に立ち上げるのは大変なことだなと思いました。しかし、もっと大変なのは、継続していくことなのかも、と思います。ただ、やってみれば今よりもはるかに楽しいだろうなとは思います。今回はコミュニティ・ビジネスの事業所だったので、どちらも世の中の役に立ちたいという姿勢や思いが見えて、すごいなと感心しました。こうやって自分の足下から世の中と繋がろうとしている人たちの力強さを感じたと共に、立派
な人たちがいるものだと思います。
来週から、講座はいよいよ実際にどうやって資金を集めるのかなどの、具体的な起業についての学習に入ります。あと3回、ついていこうと思います。
BABAラボ。 ヘルシーカフェのら。
のらのランチ。
