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熱狂の日音楽祭 3日目

熱狂の日音楽祭 3日目。

きょうは11:45からの公演1つなので、飛んで行きました。

「312」公演はホールA(5008席)は大ホールで、オーケストラが入ります。毎年、オーケストラが入る公演ともっとこじんまりした公演とを見るようにしています。

さて、この公演の出演者は、
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン・ジャック・カントロフ(指揮)

曲目は、

バーバー : 弦楽のためのアダージョ
op. 11
チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op. 23
第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソ
第2楽章 アンダンティーノ・センプリーチェ
第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ

勉強不足で、バーバーの曲って初めてなのよね、と思いつつ、始まってみたら、「これ、知ってる」という曲でした。何かの映画で使われていたんだよな、でも思い出せない。アメリカ映画だった気がするな。戦場で、荒れ果てた土地を目前に立ちすくむ兵士という感じなんだけどな。でもいったい何という作品なのか分からず。奏でられる曲にイメージだけが立ち昇るのでした。後で調べたら、「プラトーン」でした。なるほど。

2曲目のチャイコフスキーの曲で、ピアノのベレゾフスキーさんが登場。今日はベレゾフスキーさんは、チャイコフスキーの演奏か、と思っているうちに開始。そういえば、この人はチャイコフスキー国際コンクールの優勝者だったな、などとぼぅっと考えながら、チャイコフスキーの描く世界へ引き込まれて行きました。華麗でした。ベレゾフスキーさんというと、ラフマニノフとかリストをよく弾いているピアニストだというイメージが私の中にはありましたが、チャイコフスキーもものすごく良かったです。

今年はこの公演を最後に、会場を離れましたが、楽しかったです。

今年で10周年とのことで、客層が10年前と入れ替わったのでは、という感じを受けました。今年は例年程、混んでいなかった気がします。連休の並びで、後半に出掛けている人が多いのかもしれません。

今回、有料公演は4つ行きましたが、そのうちアンコールがあったのは2つだけ。時間が限られているので、アンコールは無しで、というお達しが出ているとは考えられないので、これはいったい ? ただ感じたのは、演奏が終わった後の客の引きがいつもより今年は早いようです。演奏者が、出て行こうかな、としていたとしても、客がどんどん帰ってしまうので、タイミングを逸している感じなのです。

昨日の「224」も、客がどんどん帰ってしまって、アンコールがありませんでした。すごい拍手だったので、アンコールがあると思っていたので残念でした。

昨日の「216」も、すごく盛り上がったのに、客がどんどん帰ってしまい、演奏者の方が、「あれあれ」という感じで、「じゃあ、下がりますか」って雰囲気でした。その中で、カスタネットのテナさんが出て来て、残っていたお客は大喜びで、大拍手と大声援を送ったのでした。

今日の公演もすごく良くて、会場も湧いたのに、客がどんどん帰ってしまい、アンコールがありませんでした。

客層が昨年までと違うのかもしれません。アンコールはやらないと思っているお客さんが多いのかもしれません。

コンサートは演奏者と観客席との共同作業なので、そのへんの呼吸を大切にしたいですね。

また、来年を楽しみに、私の熱狂の日は終わりました。幸せな3日間でした。