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「ミドル世代のキャリアデザイン・ライフデザイン」セミナー

今日は「ベストセラー『定年後』の著者、楠木 新氏に学ぶ ミドル世代のキャリアデザイン・ライフデザイン」というセミナーに参加しました。

講師の楠木氏は「定年後」という自らの定年後体験をもとに出版した著書が24万部を越えるベストセラーだそうです。

ご自身は、保険会社で人事部が長かったとのことで、今回の講演の前半は採用担当者の視点を分析し、何を求められているかを解き明かす講演で、すぐにでも役に立ちそうです。こういう細かい分析と解説が求職者にはありがたいです。

後半はキャリアデザインやライフデザインについてのお話がありました。こちらも良かった。現代では健康寿命も伸びているので、自分でも自分の事ができるであろう最後の年齢を75歳とデータから推測。定年した60~74歳までの15年間を黄金期間として活用していこうと言うものです。この年齢は家族が既に手がかからなくなっている人が大半で、時間も自分の為に取れる最後の期間との事。この期間をイキイキと輝かせることで、人生の満足度が高まるのだとか。

実際の定年とは違う「心の定年」という言葉も分かりやすく、40代までと同じ様に走れない50代以降の人が多いそうです。この人生の前半戦から後半戦に移る時期が、心が満たされなかったり、人によっては病気になったりという事があるようです。

そうか、今迄、人生は一本道で、ずっと同じ道を同じ調子で走らないといけないのかと思い込んでいました。道を変えてもいいんだ。走り方や早さを変えてもいいんだ、という事がとてもよく理解できました。

今の時代は、物凄い早さで色々な事が変わって行く時代で、それ以前と同じ考え方では、もうやっていけないのだろうと思います。

何の為に生きているかと言えば、幸せである為なわけで、人生が長くなった時代、さらに自分自身の価値観による幸福の追求が必要になるのかもしれません。

今日のセミナーは本当に有意義でした。参加して良かったです。