ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

冬ドラマの終了

一月に始まったドラマも次々と終わっていく頃。

今期、私が楽しみに見ていたのは「anone」「アンナチュラル」「隣の家族は青く見える」でした。

「anone」は辛い過去を抱えた人々が擬似家族の様に集い、ある事から偽札作りを行う話でした。重い話ながら毎週、泣けました。それも辛いからだけでなく、人間の優しさなどに触れる話になっていて、ついつい感動。

ヒロインの広瀬すずちゃんは、それまでのボブからショート・カットになり、青いダウン・ジャケットにジーンズ、キャップを被りリュックを背負ってスケートボードを抱えるという出で立ちで、遠目には男の子に見えます。青い空、白い風力発電の翼、そこにすっと立つ姿が印象的。広瀬すずという女優さんは今迄ただ可愛いだけかと思っていたのですが、この作品のハリカちゃんは絶品でした。彼女の存在感がなければハリカちゃんは私たち視聴者の前に出現しなかったと思う程。

登場人物一人一人の事情が悲しくて辛くて、それを演じている俳優陣も素晴らしく、いいドラマだったと思います。

視聴率はふるわず、何だか分からないと言う意見も出ているようですが、本来ドラマや映画って、皆分からなくても良いものです。見て分かる人だけ分かれば良い。思えば昨年の同じ頃に同じ頃脚本家の「カルテット」に夢中になっていました。

「アンナチュラル」はドラマの定番である医者ものと刑事ものが合体したような職業で、監察医。各回の事件も面白く、遺体解剖をして明らかになる科学的なアプローチも面白かった。そこで働いている一人一人のキャラも立っていて演者もピッタリでした。続編希望。

「隣の家族は青く見える」は現代のホームドラマでしょう。同じ建物に住む4つの家族それぞれが抱えている問題といかに向き合い乗り越えて行くかが見所。基本的に皆いい人なんですけどね。不妊治療をしているヒロインとその夫もいい人たちで、そのお姑さんがまた凄くいい人。あんなお姑さんだったらお嫁さんも心強い。ラストは4つの家族皆が新たな幸せを見つけてハッピー・エンドでした。いいドラマでした。

内容はちょっとねー、と思いつつ、使用されていた楽曲が良かったのは「君が心に棲みついた」で、オープニングの「pain,pain」もいいですが、何と言っても挿入曲の「偽りのシンパシー」はドラマを盛り上げてくれました。この曲はいい感じ。ドラマの内容は漫画原作で、原作は重い内容らしいものの、ドラマとして見た時に何だかとてもへんな出来でした。むしろ映画で、もっとねっちりと作った方が良いのではと思います。

4月からのドラマも楽しみです。