向島百花園の月見の会に行きました。今年の十五夜は9月10日。丁度、観月会を探していたのと、一度行ってみたいと思っていたので出かけました。
向島百花園は国指定名勝・史跡に認定されています。初めて伺うので、アクセスに悩みましたが、近くに東京スカイツリーがあり、あちらも今年は開業10周年という事で、併せて回ることにしました。
さて、向島百花園です。住宅街に突然登場。児童公園の後ろに入り口があります。ここ、驚きの入園料が150円、65歳以上は75円です。あちこちの庭園に行きましたが、こんなに安い入園料の所は初めて。
入ってすぐの所で、日傘をお借りできました。秋とはいえまだまだ日中は日差しも強いので助かります。お手洗いは最新式で綺麗です。土日の11:00と14:00に庭園ガイドの無料ツアーがあります。私たちが到着した時、丁度集合していました。
百花園の広さはさほどではありません。しかも咲いている花は割と地味目で、草花の様なのが多いです。徹底的に和風で、和の植物を集めた様な庭園です。萩のトンネルが名物の様で、それを見たくて行ったのでしたが、季節的にあと2週間くらい遅い方が見頃になりそうでした。
この庭園のありがたさはベンチや東屋があちこちにあり、とにかく座って休めるところです。
15:00から月見の会のお茶席があるので、15:30の会に参加しました。(1,000円) 建物の中、9人参加でした。お茶を習ったことはないのですが、こう言う機会があればいつも参加したいのです。掛け軸や花入、茶碗の説明などを聞きながら、お月見会をイメージしたお菓子を頂きました。羊羹とカステラが合体した様なお菓子でした。お点前は味は美味しくはあったのですが、いささか温度が高すぎました。今までこんなに熱々のお茶を飲んだことはありません。妹は、「苦かった」と言っていました。やはり温度が高いからでしょう。ただ、満腹状態だったので胃が落ち着いた感じはありました。
17:30から園内の行燈に火が灯り、18:00からお琴の演奏がありました。夕方には鳥の声、虫の声、風の音と秋を思わせる自然の音に心安らぐ思いができます。今日、百花園で一番していたのは東屋で座っていたことです。
19:00過ぎに月が出て、園内は大騒ぎでした。残念ながらスマホのバッテリーが無くなってしまい写真が撮れませんでした。ま、素人写真では大したものは撮れそうにないので、あまりがっかりしていません。
お琴の演奏は続いていましたが、19:45頃に園を後にしました。園を出た所で驚きました。これから入園しようとする人の長蛇の列が出来ていました。それが手前の児童公園を抜けて、道なりに曲がってもかなりの距離続いていて、園の職員の方々が誘導に当たっていました。
20時頃でこの賑わい。一体あの小さな庭園に何があるのでしょう?餅降らしとかあるのでしょうか?大きな疑問が残りました。
14:00から20:00近くまで1日楽しませていただきました。また違うシーズンに訪れたいと思います。
📷 遠くにスカイツリーが見えます。