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「ワンコイン寄席」

市主催の「ワンコイン寄席」に行きました。「ワンコイン」と言うだけあって、なんと入場料は500円で、落語が見られます。過去に何回か見た事があり、楽しみなイベントで、既に前売り券を購入していました。

今回は第11回目の開催だとか。出演者は林家正雀、林家彦三、前座の古今亭松ぼっくり

演目は下記の通りです。

開口一番 前座 古今亭松ぼっくり

大店の犬 林家彦三

七段目  林家正雀

 

道具入り芝居噺

怪談牡丹燈籠 幸手堤の場  林家正雀

 

「牡丹燈籠」の後には正雀さんの踊りもありました。

「怪談牡丹燈籠」道具入り芝居噺と言うもので、殺しの場面ではバックに堤の風景が登場します。もっと色々な小道具が使われるのかと思っていたのですが、風景だけでした。講談の一龍斎貞水さんの「立体怪談」を以前見た事があるのですが、あれは道具が色々と出てきて、まぁそう言う感じかと思っていたのですが、今回のは割と大人し目。

「牡丹燈籠」と言えば若いお嬢様の幽霊が、女中を伴って毎晩若侍の家の前まで来て、入れないので「新三郎様、新三郎様」と呼ぶシーンが思い浮かびますが、三遊亭圓朝 作ですから、そんなに単純に短いわけがない。本日演じられたものでは、前半に「お札はがし」が語られ新三郎は亡くなり、後半はお札を剥がして幽霊から100両もらい、新三郎の仏像と共に江戸を去った伴蔵、お峰夫婦が金物屋としての成功と、伴蔵のお峰殺しの「お峰殺し」が後半で語られます。物語はまだまだ続く様ですが、「牡丹燈籠」がこんなに長い話だとは知りませんでした。

林家正雀さんは芝居噺が得意なのか、「七段目」も芝居好きの若旦那が引き起こすてんやわんやでこちらは軽やかで大いに笑える噺です。「牡丹燈籠」も一度丸ごと聞いてみたいものです。

林家彦三さんの「大店の犬」は新作落語でしょうか?「鴻池の犬」と言う噺がありますが、それから発展させた様な内容でした。前座の古今亭松ぼっくりさんの「転失気 (てんしき ) 」は知ったかぶりする和尚さんと、和尚さんに一杯食わせたい小坊主のやりとりが可笑しい。

どちらも面白く、十分笑わせていただきました。来年もまた開催されたら見たいです。

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