ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

各県のイメージ・アップ合戦

梅雨入り宣言からこっち、連日梅雨の中休みが続いて爽やかな日々ですね。
 
月曜・火曜と就職活動を結構頑張ったので本日はのんびり一休みすることにしました。と、言うのも応募したい案件が無いから。
 
私の普段の生活で、昼のワイドショーというのは見ないのですが、今日はうっかりついつい見てしまいました。昨日のサッカーの話題で盛り上がっていたからです。
 
そして、その番組は後半、各県のPRやイメージ・アップ方などの話題になりました。現在、認知度の高い県のワーストって、茨城県なのですが、先日調べて2008年の調査でも茨城県は47位でした。なんで、そんなことを調べたかというと、就職活動をしていて、茨城県のPRという仕事が出ていたからです。
 
その際に、ついでなので私の住む埼玉県ってどうなのかしら、と調べてみて、茨城県どころではない結果にいささかショックを受けました。私が見たのは2008年のデータなのですが、埼玉県って看護師数47位とか、外科医数47位とか、とにかく医療関係の最下位が目白押しなんです。えぇ~、埼玉って関東じゃないの、東京のベッドタウンじゃないの !! と思ったのです。確かに、私の故郷の県北は病院の数が少なく、入院先を選ぶのが大変です。無医村とか医師不足とかって、どこかの山の中の村とか島とかの話かと思い勝ちですが、実は埼玉県だって数だけで見ると大いに医師不足だし、病院不足なんです。ただ、埼玉県がこれだけ医療関係が不足しているようなのも、多分、どこか悪くなったら東京の有名病院に行っている人が多いのでは、とは想像できます。でも、東京の病院に行けるだけの体力とか、様態がしっかりしているとか、そういう人ならいいですが、中には既に移動が難しい患者さんもいるのではとも思うのです。
 
とにかく、その医療関係の数の少なさは愕然とするデータでした。実際、田舎でちよっと具合が悪いんだけど、どこの病院に行けばよいのやら、ということは結構あります。先日も、妹が「心臓がバクバクしてしまうので婦人科でもらった薬を飲んでいるが、ちっとも良くならない」と言っていて、もしかしたら甲状腺かもね、ということになり、甲状腺を専門に診てくれる病院をネットで調べちゃいました。利根川を越えた向こう側の群馬県の病院に専門外来が見つかりました。そこは、以前、母がお世話になっていた病院なので、専門外来があるのは知っていたのですが、一応住まいの近くで調べて、唯一その病院がヒットしたのです。妹は、受診したかどうかはまだ聞いていないのですが、心配なら検査してもらった方が安心できるし、気持ちもすっきりするというものです。
 
年を取ると、郊外の一戸建ての家から都心のマンションに住み替えるご夫婦がいるという話は10年くらい前に聞いたことがあります。年を取ると病院にお世話になる率が上がるので、良い医療サービスを得たい場合は郊外より都心に住んでいる方が都合が良いのだそうです。なるほど・・・と思います。病院もそうですが、お墓も住まいの近くが何かと便利だと思います。うっかり田舎にお墓を建ててしまうと、年を取ってから、お参りに来るのが大変です。
 
物を買うのはインターネットと物流サービスで、とても簡単で便利になりましたが、田舎に住むというのは年を取ってからだと結構大変な点が幾つかあって、足の確保がなにより必要となります。自動車が運転できないと、すぐに生活に困ってしまいます。それも高齢になって運転できなくなってしまったら、買い物難民になってしまうことも想像できるわけで、とにかく足です。日本全体で高齢者の数はどんどん増えていくわけで、田舎に住んでいる人も多いと思います。行政は、そういう方たちの生活に必要な足の確保も考えてもらいたいと思います。
 
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現在、各県や自治体で、イメージアップの作戦が色々と繰り広げられていますが、根本的な所にも目を向けて、戦略を練ってもらいたいものです。ゆるキャラを作るのだけが、町おこしではないということに早く気づいていただきたいものです。