本日は4月末に亡くなった叔母のご亭主の四十九日法要に行きました。
叔母の家は郊外の農家で、周りは自然あふれる環境です。私の生家は田舎ながら市の中心部にあり、騒音と空気汚染で環境的にはあまり良い状態ではないのですが、車でたった20分程で、空気の美味しさが違うのが分かるような環境があります。叔母の家のすぐ近くに神宮があり、小さいながらも鬱蒼とした森があるせいか、空気は澄み、鳥のさえずりが聞こえます。
以前にこの度亡くなった叔父が言っていたのですが、「ウチにはクーラーはないけど、夏は涼しい。家の表と裏の戸を開けとけば風が通って涼しいから、クーラーなんか無くても平気」。なるほど、今回叔父の家に伺ってみて納得致しました。
今日の天気予報では、埼玉県北部は29℃とのこと。10:45迄に叔母の家に集合だったのですが、家の表が開け放してあり、良い風が入ってきて、暑くもなく寒くもなく、心地良い室温でした。
お坊さんがいらして法要が始まりました。表の戸を開け放してあったので、鳥のさえずりが聞こえてきて、お経とコラボ。不思議とマッチして、聞いていて心地良い思いでした。
時々、鶯が鳴きます。私は鶯は春先に鳴くのかと思っていたのですが、叔母が言うには「この辺りでは春夏構わずいつでも鳴いている」とのこと。知りませんでした。鶯が一年中鳴く鳥だとは。
法要の後、近くの墓地に納骨してから、お食事会の為、会場にバスにて移動。
亡くなった叔父も、残された叔母も、共に細かい事にこだわらないおおらかな人でした。あの家の自然と共生している様な環境が、そこに住む人の性格に影響を与えたのでしょうか。自然の息吹を感じながらの法要はオツなものでした。