今年の出来事あれやこれ　「2013年報道写真展」

今日の会社帰りは、現在開催中の「第54回　2013年　報道写真展」を見に日本橋三越に行ってきました。

報道写真で2013年の出来事を振り返るというような展示会です。そして、報道写真であるから、今年あった出来事を鮮明に切り取っていて、今見ても、まるで今日の新聞の一面を見ているような迫力で迫ってきます。いいことも、悪いことも。嬉しいことも、哀しいことも。

今回の大勝作品というのでしょうか、さいたま市で朝のラッシュアワーの時に、止まった電車とホームの間に落ちてしまった女性を救おうと、そこに居合わせた人々と駅員さんが力を合わせて電車の車体を押している写真でした。

今年一年、こうやって写真で振り返ってみると、本当に日本だけでも色々なことがあったな～としみじみ。富士山が世界遺産に登録されたのも、「お・も・て・な・し」でオリンピック誘致が決まったのも、今年でしたね。プロ野球ではマー君の大活躍、海の向こうではイチローの活躍、など、またサッカーもW杯出場を決めたのも今年でした。ロシアに隕石が落ちたり、日本も山が崩れたり竜巻が起こったり、大洪水だったりと、気象変化が激しく、自然災害の多い年でもありました。そういえば、新たに島も生まれましたね。オリンピックの開催地が東京に決まった際の喜ぶ一団の中に満面の笑みの猪瀬氏がいるのですが、そのすぐ次の「速報」のコーナーでは猪瀬氏辞任の写真になっているのも、なんとも劇的です。

特集コーナーは工夫があり見ごたえがあります。今年亡くなった有名人のコーナーでは、ああ、この人も今年亡くなったのねと、改めて思いました。

東日本大震災のその後の写真のコーナーもあり、被災された方たちのポートレートは、ひとりひとりの方の紹介がされていて、心を打ちます。まだ、震災は終わっていないのだなと思います。