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甘い生活を目指しています。

ノーベル賞の授賞式

ついにノーベル賞の授賞式でしたね。LED開発の日本の3人組みの受賞が決まってから、各ニュース番組やワイド・ショーでは逐一情報を流していて、今回とても授賞式が注目されていたように感じます。日本人研究者が3人そろって物理学賞を受賞、しかもこれからの生活に大きく貢献しそうなLEDというものを開発したというのは、同胞として誇らしくもあります。
 
それにしても、今回の平和賞を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイさんのスピーチをニュースで見ました。ニュース番組なのでかいつまんでいましたが、その素晴らしいこと。まだ17歳の少女が、全ての子供が、そして女性が学ぶことのために闘っている姿に胸を打たれます。
 
マララさんが言うように、「銃を手にするのは簡単なのに、本を手にするのは難しく、戦車を作るのは簡単なのに、学校を建てるのは難しい」という一節に、まさにその通りとうなずかされました。
 
日本では、ほとんどの子供は、もちろん女子も、学ぶ機会に恵まれています。建前上は、義務教育で小学校・中学校で学べることになっています。それは国民の権利であり義務でもあります。しかし、地球上では学びたくても学ぶ機会すら与えられない子供たちがまだまだ沢山います。
 
日本に住む私たちは、恵まれているのです。それに気づかないだけです。学ぶ機会を与えられているにも関わらず、それを自ら放棄している子供すらいるのですから、もったいない話です。
 
マララさんが17歳で最年少のノーベル賞の受賞者になったということを、「すごいね」とか「若いのにしっかりしているね」で終わらせてしまってはいけないでしょう。
 
学ぶ機会に恵まれている私たちは、そのことに感謝しつつ、きちんと学んでいきたいものです。「学ぶ」というのは、学生の間だけすることではなく、生涯通じて行うものです。学びは楽しみであり、喜びです。マララさんが主張するように、世界中の子供が質の高い教育を受けられる世界になるといいです。私たちも、その一助となるような活動ができるといいです。そして、私たち自身、自ら世界から学ぶことだと思います。
 
LEDが照らす未来が明るいように、どの国の子供の未来も明るいものになると、この世もなかなか住みやすい世界になることでしょう。