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女性活用はトイレから?

政府がまとめた女性活用指針にトイレ・プロジェクトというのがあり、話題を呼んでいるようです。悪い意味で。

有村治子 女性活用担当相の提言は「トイレの快適化」だそうです。実際にはトイレの行列解消とか、らしいのです。

なんだか、よくわからない提言です。国民にトイレが行き渡っていない国なら、それはいい提言でしょうが、日本はトイレの素晴らしさでは有名なお国柄。何故、トイレなのか?

政府が繰り出してくる提言なり政策なりって、とことんピントがズレている気がします。国民感情に沿っていないというか、一般庶民の生活感覚を理解していない。

女性活用を目指すなら、どうして同じ労働に対しての賃金を男性と女性で同じにしないのか?賃金の男女差が解消されれば、労働市場への女性進出はかなり進むでしょう。

産休育休や保育園も全ての働く女性が使えれば、仕事に出てくる女性は増えるはず。今のように正社員と非正規労働者で、産休育休を取ろうとしても一律に使えない職場があったりするのはおかしな話で、そのあたりを解消すれば、女性は働きに出て来ます。

現在の労働時間の週40時間制をフレキシブルにすれば、短時間労働が普通になり、万人がワークライフバランスを実現し易くなります。

戦後すぐの頃とは、既に社会は変わっているのに、相変わらずその時代のような男性労働者中心の働き方を今も後生大切に保持しているから、皆幸せではないのです。

女性活用をしたいのなら、トイレ・プロジェクトだなどと呑気なことを言っている場合ではないのです。政府が本気なら、まず労働の場での女性差別を解消して貰いたいものです。