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「印象、日の出」を東京で見る

モネの「印象、日の出」を見て来ました。


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春画展」の後にはしごいたしました。
 
今回の「モネ展」では、「印象、日の出」が21年ぶりに東京で公開されるのと、めったに貸し出さない「ヨーロッパ橋、サン・ラザール駅」が特別公開されるのが目玉です。この2枚が、会期の前後でかけなおされます。
 
また、印象派の展覧会かぁ、と正直思ったのですが、モネの「印象 日の出」って実物って見ていたかしら ? と、すぐにきを取り直して、行ってきました。
 
構成は以下の通り。
 
家族の肖像
ティーフの狩人Ⅰ
収集家としてのモネ
若き日のモネ
ジョルジュ・ド・ベリオ・コレクションの傑作 マルモッタン美術館の印象派コレクションの誕生
ティーフの狩人Ⅱ
睡蓮と花 ジヴェルニーの庭
最晩年の作品
 
「印象、日の出」は思っていたより小さいサイズの絵でした。最前列で見るための行列で見ると、ライトの関係で光ってしまってよく見えない。ロープが張ってある後ろで見る方が良く見えました。更にそこから下がった位置で見ると、全体も色も良く見えます。
 
不思議な絵でした。近くで見るとけぶったような白色が見え、最初、暗い絵だなと感じるのですが、良く見ると朝日の差し方で明るく見えるのです。心に染み入るような光の差し方で、寒くかじかんでいた体が温められるようなホカホカとした感じがあります。
 
今回、「モネと言えばジヴェルニーの庭」と言うように、モネとは切っても切り離せないお庭の全体図が出ていまして、その広さに驚きました。モネの家も広く、アトリエも一つではないのにも驚いたものの、その庭の広大さ、色々な表情を見せるように造られているのにも驚き、モネの日本趣味が高じて柳の木を自ら植えたというエピソードにも驚きました。庭を描いた作品のコーナーはやはり楽しみでした。
 
最晩年のモネの作品を見るのは初めてで、まるで抽象画の様に色が厚く重ねられた作品は、意外でした。タイトルを見ると、「あぁ、なるほど」と納得したりするのですが、印象派の代表者のようなモネの作風も、どんどん変わっていき、最後の方は抽象画のようになっていったのは興味深い点でした。
 
夜間延長をしていた日に行ったので、混雑していたとは言え、そんなに混んでいる感じは受けませんでした。オフィシャル・サポーターの田辺誠一 画伯 の描きおろしたオフィシャル・キャラクター「かっこいいモネ。」のボードが大人気でした。
 
それにしても、モネって作品が多いのだなと改めて感じました。印象派は総体的に作品が多いようです。モネは一瞬の光を捉えようとしていたので、描くのが早かったのでしょうね。まだまだ、フランスの美術館には沢山作品があるのだろうな~。やっぱり、モネの描く睡蓮は好きです。
 

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