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甘い生活を目指しています。

京都旅行2016 2回目 3日目その2

大徳寺の後は、地図で見ると大徳寺の敷地の左上に位置している今宮神社に行こうと決めていました。
 
今宮門前通を前進。お参りの前に名物のあぶりもちを食べてしまいました。
 

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さて、おやつの後、今宮神社を参拝。ここは疫病鎮めで有名な神社だそうです。境内には「重軽石」という占いの石があって、初めに持ち上げて一旦置き、願をかけて再び持ち上げた際に、前回より軽く感じられると願いが叶うのだそうです。
 
早速やってみました。伏見稲荷では惨敗でしたが、今回の石は持ち上がりました。更に、願かけ後に持ち上げたら、前回より軽く持ち上げられたので、幸先がいいかしらとほくほく。
 

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後朱印は2パターンで、通常サイズは300円、見開きサイズは500円です。見開きサイズというのが珍しく、そちらをお願いいたしました。後朱印を頂いている間、近くに自由にスタンプを押せる台があり、色々なお願い事のスタンプを用意されている用紙にペタペタ。これも楽しく、なんだかいいことがありそうです。お社自体はあまり大きくは無いのですが、楽しい神社でした。
 
その後、大徳寺の近くでランチをとり、バスで移動。
 
気になっていた本法寺に行きました。このお寺は本阿弥光悦の巴の庭と長谷川等伯の「佛涅槃図」で有名です。しかし、この時期、このお寺に行ったのは失敗でした。お庭は秋で、なんだかパッとせず、「あぁ、これが有名なお庭なのか・・・」といった感じでした。さらに、宝物殿ではこの時期の展示をしていましたが、ここはやはり等伯の「佛涅槃図」でしょう。春の特別公開の時しか出ないのですが、コピーが展示されていました。ただ、その巨大さには驚きました。ますます本物が見たい、と思いました。
 

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なんだか残念な気分を抱えてお寺を後にしました。
 
そうだ、近くにある妙蓮寺に行こう、昨年の特別公開で行って、とてもよかったので足を運びました。昨年行っているのにまたしても迷子。たどり着いたら16:00を回っていて、特別公開は終わっていました。あ~、なんだかツイてないという思いとともにバスで移動。目指すは神泉苑です。
 
神泉苑は二条城の南側に位置し、平安京大内裏に接して造営された天皇のための庭園だったそうで、今は真言宗の寺院のようです。ここで大念仏狂言という無言で行われる狂言が前日の4日の夜の部から開催されていまして、この日と翌日の日曜は昼の部・夜の部が開催されます。それを見に行ったのです。
 

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入り口を間違えまして、裏側からアプローチ。先に御朱印を頂きました。「まだ次の演目始まるところですよ」と促されて、会場に行ってみると、狂言の舞台とそれを見る観覧席が向かい合った建物がそれぞれ建っています。2階に上がったところに椅子が並べられ、向かい側の狂言の舞台を見るようになっています。
 
昼の部の最後の演目に間に合いまして、初めて大念仏狂言というものを拝見いたしました。これは無言で行われる狂言で、1つの演目が結構長く1時間くらいかかります。
 
昼の部が終わったので、夜の部に備えて最前列のいい席に座って待っていたら、一旦出てくださいとのこと。外に出ると既に夜の部の行列ができていて、そのお尻に並びました。備えて最前列に居たおば様たちが、しょうぎを持ってきて列のお尻において並んだ際、私も呼んで下さって、私も座れて待ちました。そのおば様たちも「せっかくいい席だつたのにね~」と嘆いておられました。その方たちは姉妹で、子供の頃近くに住んでいたので50年以上毎年この大念仏狂言を見ていて、今ではわざわざ出かけてくるとのこと。お勧めの演目は「大蜘蛛」とのこと。クライマックスに蜘蛛の糸をパーっと投げるのだとか。その日の昼の部で既に上演したようで、夜はやらないかもとひとしきり残念がっていました。
 
このお寺のお土産コーナーでも、また会場のお土産コーナーでも見たのですが、「蜘蛛の糸」という紙テープが丸まったものが3つ入ったものがあったのですが、それをお財布に入れておくとお金が入ってくるのだそうです。そのおば様たちのお一人が席についてから買ってきて、一つ下さいました。席は離れ離れになってしまったのですが、その方たちも最前列に座を占めたようでした。もちろん私も最前列でした。
 
夜の部が始まりました。2つ上演されまして、一つはそのおば様たちがお勧めの中にタイトルを挙げたものでした。子供から大人まで、結構に人数で上演され、途中冗長な場面もありましたが、おおむね面白く拝見いたしました。料金は無料ですが、寸志ともうしますか、文化財保護の観点からの募金を募っています。ほとんどの人が募金していました。もちろん私も、寸志ながら募金。十分楽しませていただきました。
 
京都は、本当に行事の多い都市だなと思います。それも神社仏閣関係の行事が多い。それだけ歴史がある都市だということでしょうが、夜も楽しめるのは旅行者にもありがたいです。なんだかんだ行ける所があるのはいいですね。人も親切な方が毎回現れます。ありがたいことです。あの姉妹のおばさまたちに頂いた蜘蛛の糸を早速お財布に入れました。お金もちになれるかしら。