ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

映画「古都」でヒロインの美しさを堪能

先日、今迄読んだ事がなかったので、川端康成の「古都」という小説を読みました。映画が図書館のDVDコーナーにあったので、借りて来て見てみました。

1963年の作品です。内容は割と原作に忠実で、オープニングやエンディング、途中に現代の映画では考えられない様なヘンな曲がついています。多分、作られた当時の流行りなのでしょうが、作品内容に全くあっていないのが可笑しい。

この作品、何が凄いって、主演の岩下志麻さんの美しさがとにかく凄い。ヒロインは20歳位の設定で、しかも双子の為一人二役。撮影当日、21か22歳だったと思われる岩下志麻さんが美しい。まだ頬がふっくらとしていて、後年の様な吊り目という感じもないのです。こんなに初々しく美しい女性が、ここから数十年後は「極道の妻」で迫力のある姐さんになってしまうのですから、女優というのは凄いですね。

ラストで、双子が別れて帰る後ろ姿が、最初は早足でだんだん走り出して、朝早い靄の中に雪を踏む下駄の音と共に消えていくのは、美しく切ないシーンです。

ヒロイン千恵子が呉服問屋の娘という事もあり、色々な着物を着ているのも楽しいです。

見る機会があったら、岩下志麻さんの美しさをじっくり堪能していただきたい作品です。

イメージ 1