小学生の頃、多分3年生か4年生か、読んだ本の事を、最近のコロナウィルス騒動で思い出しました。
それは「ぴかぴかのギロチョン」というタイトルの児童書でした。タイトルが思いっきり物騒なので、今でもよく覚えています。
ある日町が封鎖されます。あちこちに築かれるバリケード。学校が休みになり、やがて子供達の間で奇妙な遊びが流行りだします。ギロチョンなるギロチンを小さくした様なおもちゃで、野菜の首を切ったりして遊ぶのです。町の不穏な空気はパークに達そうとしています。町がこんな事になってしまったのは「ピロピロ」のせいだとの噂が蔓延します。
こんな感じのお話だったかと記憶しています。
なんでしょう、この不穏さ。子供達が嬉々として遊ぶギロチンのおもちゃ。正確な情報が入って来ずに噂に右往左往。
なんだかコロナウィルス騒動に沸く昨今の様ではありませんか?
こういう得体の知れない病気が蔓延している中での、デマやフェイクニュースに心乱される人の心は、時代が変わってもあまり変わらないのかもしれません。
コロナウィルス、早く収まって欲しいです。こういう事態の時だからこそ、もっとシャンとしていないといけないのかもしれません。動揺しないように心掛けないと。