ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

新しい春の始まり

今日は今週2度目の出社。普通に仕事をして、どんどん片付けました。

弊社の製品紹介をしていただいた雑誌が、本日発売。本来なら見本誌が届いていてもいいはずなのに来ていません。次の出社が、5日(月)なので、その日に来ていなかったら問い合わせて送っていただかないといけません。自社サイトの「新着情報」に載せる都合もあるので、5日には手元にあると良いです。なんか、ギリギリまで気が抜けない。

 

今日は金曜日。家に帰って、さてあのお気に入りのドラマを見ましょう、と思っていたら、先週が最終回でした。

そうか、もう4月なんだ。

 

お気に入りのドラマは「俺の家の話」です。脚本 宮藤官九郎、主演 長瀬智也という、この3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所した長瀬智也さんの花道を飾るようなドラマでした。

 

冬ドラマは中々良い作品があり、綾瀬はるか高橋一生の「天国と地獄」では男女の入れ替わり芸の巧妙さ、演技力の高さとストーリーの面白さを堪能させていただきました。「その女ジルバ」では、40代女性の友情や新たな一歩を踏み出す姿、先輩高齢女性たちの生き様など、登場人物の悲しい過去や境遇とそれに抗って強く生きてきた、生きていく姿など、静かな感動と温かさを味わいました。アラフォーあたりの人からそれ以上の年齢の女性は、結構ジーンと来たのではないでしょうか。

 

そして「俺の家の話」。これは傑作です。介護と「放蕩息子の帰還」という話かと思っていたら、回を重ねるごとに家族の周りの色々な問題があぶり出されてきて、それをプロレスラーの主人公、寿一がやっつけるわけですが、寿一はとにかく優しい。まるで真綿の様に全てを受け入れて自分が倒されても平気で相手を思いやる様な男なんです。作中で「妖精」と言われているほど。宮藤官九郎のシナリオの巧みさは、伝統芸能を担っている特殊な家族を描きながら、回ごとに別のドラマの様なテーマが同時進行しているところ。子供の問題であったり、お金の問題であったり、伝統芸能の後継問題だったり。介護される人間国宝の寿三郎の介護ヘルパーとしてやって来て、寿三郎の婚約者だと紹介されるさくら、後妻業の女かと危惧された初回から、周りのさくらへの気持ちが変わり、家族の様に接する介護ヘルパーながら、家族ではない部外者としての壁があったり、ラブストーリーがあったり。寿三郎の隠し子問題や過去の女性の話など、それ一つでワンクールのドラマになりそうな程てんこ盛りでした。

能とプロレスという一見まったく接点が無いようなのに、どちらもマスクをつけ、様式美があり、決め技があり、体幹が強くないと務まらず、舞台やリングと言った特定の四方を囲まれた場所で行われるなど、思いの外共通点が多いのもポイントでした。宮藤官九郎伝統芸能と現代の日常をリンクさせるのが本当に上手です。『タイガーアンドドラゴン』の時の落語の小話と、その回の地のドラマがリンクしている様もお見事でした。長瀬智也という俳優にとって、宮藤官九郎という脚本家は一番しっくりとくる相手なのでしょう。

主演の長瀬君(なぜか、彼は「長瀬さん」より「長瀬君」の方がしっくりきます) はプロレスラーの役の為に体重を12kgも増やして臨んだそうで、役者魂を感じさせます。一つのドラマでプロレスラーと能役者と、あまりにもかけ離れ、あまりにも非日常的な役を2つもやる、しかも1人の登場人物として、というのはチャレンジングだったろうと思いますが、なんだか違和感がないのはさすがです。

とにかく素晴らしいドラマで、長瀬君は4月以降は裏方の仕事をされるのだそうですが、役者としていつでも戻ってきて欲しいです。音楽関係の裏方の仕事が一段落ついてからでも良いので、多分、世の中のドラマ好き映画好きや多くは大歓迎するはずです。

 

『鉄腕ダッシュ』の長瀬君が参加する最後の回もとても良くて、TOKIOは5人じゃないとダメなんだなと思いました。そう言う意味では、もう数年前からTOKIOは表面は動いていても、中身は死んでたのかもしれません。新会社に移った3人も新たなスタートを切っているわけで、物事が刷新される春なのかもしれないなと感じています。

 

もう4月も始まっていることだし、私も新しい生活に挑んで行こうと思います。

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