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「熱狂の日」音楽祭で初のOZ体験

東日本大震災の影響で、規模が縮小された音楽祭「 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン ( 熱狂の日 ) 」へ本日行った。今年はチケットが取りづらく、私が買えたコンサートは明日なのだが、無料のコンサートを聴きに行ったのです。
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まず、地上のステージで、私が着いた時にはもう、席はうまり、立ち見の人が多々いて始まるのを待っている状態でした。登場したのはヴォーチェス8という声楽アンサンブルで女性2人、男性6名のイギリス人のグループでした。なかなか盛り上がったステージで、大拍手を得ていました。アンコールも行われたのですが、私は移動。お目当ての無料コンサートが、そのあとなのです。そして、きっとすごく混むはず。
 
はい。行列が出来ていました。30分くらい並んで、16:30分から開演。このステージはジャズ・ピアニストの小曽根真さんのコンサートなのです。J-WAVEの「OZ MEETS JAZZ」でおなじみの小曽根さんですが、私は今までコンサートで彼のピアノを聴いたことがないのです。
小曽根さんは、この「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン」は何年も前から出演しているものの、いつも猛烈な速さでチケットが完売となってしまい、今まで一度も演奏を聴けずにいたのです。
ところが、今年、やっとチケットを一枚購入した5月2日、いただいたパンフレットで無料コンサートをチェックしたところ、なんと「小曽根真」の名前が !!
 
本日、いったい何席用意されたのでしょう ? 1000席以上 ? 通常、無料コンサートでこんなに席数は無いのではなかったっけ。立ち見も出るほどの人の入りでした。
 
そして、いよいよ小曽根さんの登場。トータルで4曲演奏。今年のテーマは後期ロマン派の5人 ( ブラームス、リスト、マーラーシェーンベルクR・シュトラウス ) で、小曽根さん曰く、今まで弾いたことが無い、とのこと。そして、小曽根風のアレンジの効いた曲の演奏となりました。
曲名が今、パッと思い出せないのですが、1曲は胃腸薬のCMで使われていたので、もう1曲もすごく有名なのですが、曲名が分からない。どちらも小学校の音楽の時間に初めて聞いた曲です。
それを見事に小曽根色に染めてみせる。やっぱりジャズの方なので、総体的にジャズっぽいのです。でも、すごく気持ちいい。あ~、ウィスキーを舐めながら聞きたい~って感じなのです。そして、弱い音のところが、ものすごくデリケートな音を奏でるのです。
 
当初20分のコンサートのはずだったのですが、ゆうに30分くらいはやっていたのではないでしょうか。楽しかったですね。この音楽祭はある種なんでもあり、なんですよ。第一、音楽って音を楽しむのが一番重要で、いろいろな理論は二の次、三の次です。
小曽根さんは、今年はこの音楽祭をお休みしようと思っていたそうです。そこにあの大震災。何かお手伝いを、と申し出たところ、本日の無料コンサートになったとのこと。ご自身の作曲された曲も演奏され、その曲はなんとなく祈りを感じさせる曲なので、ということでした。
 
写真撮影禁止だったので、小曽根さんの写真が無いのが残念です。ま、すごく後ろの席だったので、きっときちんと撮れなかったとは思うのですが。
 
今日は出かけて正解でした。