ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

アメリカの作戦だったとは

アルカイダのウサマ・ビンラディンが死亡したというニュースを聞いたのは、昨日、会社の食堂のテレビから流れるニュースだった。
 
へぇ、ビンラディンって最近名前を聞かなかったけれど、亡くなったんだ。
 
その時は、それくらいの感慨だった。
 
そして、その後ニュース番組で詳しく知って驚いた。アメリカの作戦で、銃撃戦の挙句に死亡したのだった。しかも、子供と女性も巻き添えになったらしい。パキスタンの住居に深夜、攻撃をしかけて、アメリカ軍が作戦を成功のうちに終わらせた、ということらしい。
報道ステーション」では、オバマ大統領を初め、米国議会の主だった人々とお見受けする人々が、じっと現地からの報告を待っており、成功を知らせる報告に拍手を送っている映像を流していた。
 
なんというか、映画みたいじゃないですか。現実とは思えない、というか、なんかハリウッドの映画でこんなシーンはよくあるよな、と思ったり。
 
どうなんでしょうね。9.11の主犯とされていたビンラディンを、映画顔負けの作戦で生け捕りならぬ、殺害して終わり、というのは。だいたい、ビンラディンを殺害したところで、テロの連鎖は止まないでしょう。なんでアメリカがテロの標的にされたのかを、一度じっくり考えてみたほうが良いのではないのか。あまりにもアメリカという国のご都合主義が透けて見えて、なんだかうんざり。もちろんテロはどんな事態であってもいけません。でも、アメリカ側に非は無かったのか。はっきり言ってアメリカは中東に対してひどいことばかりしてきたのではないか。アメリカという国には、自分の非を認めたり反省してどうにか相手側と妥協していくという考え方なり意識なりはないのか。
 
なんか、後味の悪い幕切れを見せ付けられた気がする。結局、声がデカい方が勝ちなのか。嫌な感じだ。
 
日本は何も考えずに、アメリカの子分としてくっ付いてきたが、これからはちょっと考えた方がよいのではないか。日本だってもう大人なんだし、アメリカの言い分ばかり押し付けられて、大金を出させられるのはもう卒業したい。
 
アメリカは世界の警察」という言葉がかつてあったが、今のアメリカは「世界のいじめっ子」ではないか。付き合い方を考えさせていただきたいですね。