ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

国民年金の不公平感

国民年金4・5月分と健康保険料の1回目を支払ってきました。これで大手を振って市の健康診断に行けます。
 
昨日のニュースで国民年金加入者の1/4が無職とか、年金受給者の平均金額より国民年金を納めている人の平均年収が下回っているとか、国民年金加入者の54%が年収100万円以下だとか、かなりショックなことを報じていました。この制度はもうすでに破綻しているのでは・・・。今のような方式ではなく、積み立て方式にした方が不公平感は減ると思います。
 
国民年金加入者の54%が年収100万以下とか1/4が無職、というのは、免除制度を適用している人も数に入った計算なのかもしれませんね。免除制度を利用している人の割合も出した方が、きちんとした実態がつかみやすいので、その割合も公表して欲しいです。
 
免除制度を利用していない場合は、年収100万以下だとするとかなり厳しいですよね。
 
私の妹は、現在2つのパートを掛け持ちしています。本当は一つのところで正社員なり契約社員なりにしてもらって、きちんと厚生年金に入れてもらえるのがベストなのですが、中々そういった所が見つからず、雇ってもらえる所でとりあえず働いていこう、ということでまず一つの所にパートに出ました。田舎の小売業では、多くのパートさんを雇って、一人の人の労働時間を短くして、年金や保険に入れないような働かせ方が多いようです。妹は2つ目のパート先が決まった時、もっと長い時間働きたいと希望を出したそうなのですが、「契約だから」と4時間の短時間労働の契約しかしてくれないのだそうです。
 
春先に国民年金の支払いの票が届いた時、1年分前納のシートが無かったそうで、もしかしたら正社員になれるかも、保険にも入れるかもという期待があって1月分ずつ国民年金を払おうと思い、届いた時に2か月分先に払ったそうです。しかし期待は裏切られ、これはもう今年は国民年金を全部払うことになるかも・・・ということで、前納できるシートを送ってもらい、残りの分ということで全て支払ってきたとのこと。月々払うのより前納すると少し安くなるのです。
 
妹は無職の期間も国民年金だけは全額しっかり払っていました。亡くなった母がそういうことに詳しくて、払った方がいい、しかも前納で節約、と毎度言っていたようです。無収入の時は、貯金を下ろして支払っているわけです。
 
私も、先々のことを考えて、免除の申請はせずに今回の無収入期間は頑張って支払うつもりです。
 
常々、第三号被保険者の問題をどうにかして欲しいと思っています。配偶者が厚生年金・共済に入っている被扶養者でほとんどが女性です。平たく言うとサラリーマンの妻で扶養に入っている人です。本当に第三号被保険者でなければならない人たちがどれくらいいるのでしょう ? 例えば、寝たきりの両親を自宅で一人で介護中で、働きたくても働けない、とか、幼稚園に上がる前の小さい子供が3人いて、保育園に入れたいが入れずにパートにすら出られないとか、中には本当に第三号でないと困る人たちもいて、そういう人は何らかの措置を取ってあげればいいと思うのです。
 
問題は働けるのに働かない、払えるのに払わないちゃっかりした人たちなのです。「フルタイムで働いても問題ないのに扶養に入っているので年間130万円までしか働きません」とか、「フルタイムで働くと自分の時間がなくなってしまう」とか、「フルタイムで働くと家事との両立ができないので扶養内で働きたい」とか、なんだか自分勝手な理由で扶養されていて、配偶者にぶら下がっているサラリーマンの妻が多いこと !! 大人なんですから自分の分の年金くらいピシッと払って欲しいものです。
 
日本というのはサラリーマンの妻に猛烈に甘い国ですよね。数年前まで、サラリーマンの妻というだけで、自分では働いていなくてもお金も借りられましたしね。自分の信用ではなく、夫の信用の上に平気で胡坐をかいて借金しているサラリーマンの妻が結構いましたよね。
 
同じ妻でも自営業者の妻は国民年金に加入しているわけで、サラリーマンの妻と比べると大きな違いです。
 
とにかく、国はなんとかして欲しい。年金問題の不公平感は、こんな思いをしてまで払っているのに、という人ほど感じていると思います。制度が破綻しないように、なんとか改定してもらいたい。もっとも、改定だの何だのに携わっている人たちは公務員年金に入っていて、国民年金の加入者のことなんてどうでもいいのでしょう。
 
公務員共済の事業所に勤めていた時、同じ部署にいた私と同じように非正規で雇われていたある女性が、ある日ぼそっと言いました。「ここの年金もらっている人の年収の方が、私たちの年収より高い・・・」気持ちが萎えますよね。
 
この国は正直者ほどバカをみるようなシステムになっているような気がしてたまりません。来月は2回目の市民税を払いに行かなくちゃ。貯金下ろして払う前に、お仕事をゲットしましょ。