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「ダブルフェイス 偽装警察編」 やっと見ました

昨年より放送されるのを楽しみにしていた「ダブルフェイス 偽装警察編」がやっとTBSでオンエアされました。3日には再放送された「潜入捜査編」も見て、予習復習。TBSはなんだかとても力を入れているような、事前のPRぶりでした。
 
さて、正直言って、前半戦に比べて、後半、地味ですね。もともと2時間くらいの映画だったと思うのですが、そこを前後編に分けたことに無理があったのでは、と思います。一気にどっとまとめた作品の方がよかったかもしれません。もっとも、前後編に分けることで、色々とメリットは放送した局にあったとは思います。
 
作品のクオリティはテレビドラマとしては素晴らしいとは思っています。やれば出来るじゃん、という感じ。
 
それにしても、ヤクザの組に潜入していた捜査官を演じた西島秀俊さんは、いい役、回ってきましたね。「インファナルアフェア」の2人の潜入者の役は、役者さんなら誰でもやりたいと思うようないい役ですよね。オリジナルのトニー・レオンほど哀愁が漂ってはいないものの、すごく合っていて良かったと思います。しかも、遠めに見るとトニー・レオンと似た様な感じですものね。ハリウッド・バージョンのディカプリオよりは、ずっと警官とヤクザとどちらが本当の自分なのかを見失いそうな孤独な潜入捜査官の孤独感や切なさ、やりきれなさは出ていたと思います。エリート刑事の香川照之さんは、まぁ、何やっても上手なので、「あぁ、香川さんなんだ」という感じで見ていました。この人、本当にどんな役でも上手ですね。
 
ドラマ作りの現場も不景気の影響などで大変だとは思うのですが、日本のドラマの底力をぜひ見せて欲しいものです。いくらでも力はあると思うのですが。通常の帯ドラマでは出来ないような、見ている方をうならせるようなドラマを今年もお願いいたします。