ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

谷中七福神めぐり

1月1日から10日まで限定で、御朱印がいただける谷中七福神めぐりというのが有るんだそうで、本日行ってみました。七福神めぐりはあちこちであるようですが、谷中七福神めぐりは江戸で一番古くからあったようです。
 
さて、今回の七福神めぐりのスタート地としてJR田端駅にて13:30にスタート。田端駅では七福神めぐりを開催している旨のお知らせも出ていて、地図も置いて有ります。とりあえずこの地図を参考に、1件目の東覚寺を目指します。
 
駅前の大きな通りをしばらく歩くと、一本入った所に東覚寺が有ります。まず目に飛び込んでくるのは赤い紙の
 
ハリボテの様な赤紙仁王です。病の場所を仁王に赤い紙を貼ると治ると言われていて、治った場合はお礼にわらじをお供えするのだそうです。
 
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このお寺では福禄寿がおわします。福禄寿の像は奥の方に祭られていて、よく見えません。ご利益は「人望」だそうです。お参りして、本堂の右脇から裏に回るとお庭があって、あまり大きくはありませんが散策できます。このお庭だけでも七福神めぐりが出来るようで、七福神の像をあちこちに配しています。しばし憩ったあと、本堂脇の社務所にて御朱印を受ける用紙を¥1000で購入。一箇所に付き、御朱印を押してもらうのに¥200です。この用紙は真ん中に七福神のお姿が描かれていて、その周りに各お寺の名前が書かれ、そこに御朱印を頂いていきます。用紙と共に、七福神めぐりの地図もいただけます。
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さて、2件目は西日暮里駅近くにある青雲寺におわす恵比寿様をお参りしました。お寺自体はあまり大きくありませんが、本堂の恵比寿様は綺麗に彩色された像で見やすいようにということでしょうか、かなり手前に飾ってくれています。しかも後ろに屏風が置いてあるので、かなりいい感じです。ひなびた感じの本堂の建物と相まって、なかなか素敵な佇まいです。ご利益は「正直」とのこと。
 
御朱印を頂く社務所は本堂の右脇にあります。恵比寿様の像が頭についた置物がありまして、最初、文鎮かと思ったのですが、鈴でした。社務所の方が言うには「よくなりますように」。 良く鳴りますようにと良く成りますようにをかけているのです。「どうぞどうぞ」と勧めら
れて、鈴を鳴らしてきました。「よくなりますように ! 」
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3箇所目は2箇所目から程近くにある修性院です。ここにはご利益「大量」の布袋様がおわします。このお寺、入り口にたどり着く前からかわいいお楽しみがありました。壁に子供たちと和んでいる布袋様の絵のタイルがいくつも付いています。さて、入り口からお邪魔しまして、ここでは靴を脱いで本堂にお邪魔しました。本堂はあまり大きくありませんが、なんとそこに祭られていた布袋様はど迫力でした。なんとも飾りが無いといいますか、野趣に富むといいますか、「ワイルドだろ~」って感じの布袋様です。なんだかとても、お参りしているこちらもおめでたい気分になってきます。あっ、すでに御福分けにあずかっているのでしょうか。ここでは、本堂の布袋様の像がある左側でお参りして、中で御朱印を頂きます。
 
わぁ~い ! もう3つも御朱印を頂いちゃったもんね~。という気分で、修性院の脇の富士見坂を上がりました。この坂から天気がよければ富士山が見えるそうなのですが、残念ながら、本日は霞んでいて見えませんでした。
 
ここからは、ちょっと歩いて日暮里駅近くのお寺を二つ回ります。でもその前に、ふらふら歩いていて、お寺の多い中にパン屋さん兼カフェという「シャレースイスミニ」というお店を発見してしまいまして、一休み。ケーキセットとして、赤いベリー類のパイとコーヒーを頂きました。パイも美味しかったのですが、ここのコーヒーは美味でした。温めて泡立てたミルクが付いてくるのです。ふつう、コーヒーについてくるミルクって冷たいですよね。私、ミルクはまったくダメなのですが、温めて泡立てたミルクは濃い目のコーヒーによく合うので、えいやッと入れてみて正解でした。ヨーロッパへ行くと、こういう感じの味わいのコーヒーが味わえて、なんだかとても懐かしく思いました。このお店はスイス人の方がやっているらしいです。お店に入るとフワンとパンを焼くいい匂いが漂っています。お持ち帰りでパンも購入しました。思わぬところでお土産が出来てしまいました。
 
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一服したので、足取りも軽く、寿老人の長安寺へ向かいます。寿老人の御利益は「長寿」です。長安寺は小さなお寺で、しかも入り口も小さく、うっかりすると見過ごしてしまいそうです。「谷中七福神」の藤色の幟が出ているので、ああ、ここね、と間違わずに入れますが、門を潜ってからも本当にここ ? と不安になるほど。靴を脱いで本堂にお邪魔します。本堂入って左側の手前に寿老人が祭られています。かなり位置が高く、穏やかなお顔をしている寿老人さんを下から仰ぎ見ます。本堂の右奥で御朱印を頂きます。
 
長安寺の前の道を進んでいくと、谷中墓地に入っていきます。毘沙門天天王寺は墓地の中です。毘沙門さんの御利益は「威光」だそうです。さて、天王寺、広いです。門を潜って、右側に毘沙門天が祭られているお堂があります。中が暗くてよく像は撮れませんでした。そのお堂の前にドラとでも言うのでしょうか、上から下がっている紐で鳴らすものが付いているのですが、私がやったら大した音が出なかったので、そういうものかと思っていたら、私の後に鳴らしたイメージ 6
初老の男性、いい音で鳴らしていました。そうよね、そのくらい力強くなくちゃね。
 
社務所御朱印を頂きまして、広い敷地内を散策。ここは毘沙門天だけではなくて、大仏様もありました。奥の方の建物の中は阿弥陀様でしょうか、薄暗いので何の仏様かは判らないのですが、気になりました。
 
さあ、あと2箇所。次は鶯谷なので、少し歩きます。谷中霊園の脇の道は観光地なのか色々なお店があって興味深かったです。カフェや時代を感じさせる喫茶店があったり、ケーキ屋さんや和菓子屋さん、おせんべい屋さんなど、いちいち寄りたいようなお店があります。
 
6箇所目は大黒天が祭られている護国院です。御利益は「富財」です。護国院の前に信号があって、なかなか道が渡れないのですが、結構人でにぎわっい
る様子が見えます。普通にお参りする方は、外でお参りできますが、イメージ 7
七福神めぐりの人は本堂の中に入れます。ここでも靴を脱いで本堂にお邪魔しました。本堂は結構大きく、大黒天さんは真ん中にどどんと祭られています。入って右側で御朱印を頂きます。「どうぞ近くまで行ってお参りください」とお声をかけてくださるので、まん前まで行って大黒天さんにお参りいたしました。私、chocoうさぎと致しましては、やはり大黒様には懐きたい、という気持ちがありまして、結構ご尊顔を拝見するのを楽しみにしていました。福福しいお顔で、御利益がありそうです。
 
7箇所目は上野の不忍池弁天堂の弁財天です。御利益は「愛嬌」だそうです。唯一、女神様ですね。弁天様は芸事や水をつかさどる神様イメージ 8
でしたよね。派手な幕が張り巡らされている本堂をお参りします。弁天様の像
は奥の方にあって良く見えません。お堂の手前で御朱印を頂きます。
 
あぁ、ついに七福神めぐり完了。私は16:00に終了。途中20分くらいお茶休憩いたしました。
 
御朱印の他に各お寺にスタンプがあって、私は田端駅で頂いた地図の裏に押していました。大黒様の護国院だけ、どこにスタンプがあるのか判らず押し損ねてしまったので、スタンプの方は6つだけになってしまいましたが、これもいい思い出になります。結構、押している方を見ましたので、人気があるようです。
 
さて、御朱印を頂いた用紙、なかなか素敵な仕上がりです。きちんと額に入れて飾ろうかな、と思っています。御利益ありそうですよね。
 
それにしても、現代における谷中七福神めぐりというのは大人の粋な遊びだよな、と思いました。まず用紙を購入しなくてはならないし、七福神をめぐっていくだけで、7箇所もお参りできるし、その都度お賽銭をあげてお参りし、御朱印を頂くのもその都度お支払いをするわけですし。約半日で¥2400のオリエンテーリングみたいです。で、最後に集めた御朱印が素敵な一枚になっているのですから、ちょっといいですよね。
 
ホント、楽しかったです。どうして今まで知らなかったのだろうと思いました。各お寺で売っているお守りとか根付とかも可愛くて、色々買いたいな、なんて思ってしまいました。そして谷中七福神に認定されていないお寺でも、七福神をお祭りしている所は色々あるみたいで、次回廻る時は、そういうお寺もお邪魔してみようと思います。
 
 
■その後イメージ 9
頂いた御朱印を額に入れました。
なかなかいい感じです。