この事件って、なんだかやり切れませんね。日本人だけでも10人も亡くなったし、無事が確認できた7名の方も、さぞや恐ろしい目にあったのでしょう。こんなに多くの人質が殺されてしまった人質事件って、今まであまりなかったように思います。もしかしたらあったのかも知れませんが、日本人が関係していなかったのかも。
今回のアルジェリアの対処の方法って、人命救助という見地よりもっと別に守りたかったものがあって、そちらを優先した感があります。アルジェリア軍の軍事介入のタイミングもあまりにも早すぎたし、情報によると同民族の人質は早めに解放していて、他の国の人質には、爆弾を身体に巻きつけていたそうだし、テロリストたちも明らかに西欧諸国を目の仇にしているように見えるし、人質をとられている各国は不安がいっぱいの事件だったと思います。
ニュースなどで、「日本は以前は友好国だとされていたものの、現在ではアメリカと同列の扱い」と言っていて、時代は変わるし状況も変わるのは当たり前のことながら、今でもイスラム諸国は日本にとって友好的だと思っている日本人及び企業もまだ多いのでしょう。「テロとの戦い」という名の下にアメリカが起こした戦争で、日本も混ざっていたことで、イスラム各国の心象はダウンしたでしょうね。
それにしても、今回の犯人グループの手口は悪質でしたね。もっとも犯人は悪質なものなんですが。アルジェリア軍のやり方も悪質だったなと思います。
亡くなった方たちのご冥福をお祈りいたします。
