ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

介護職の方にお願い

連日暑いですね。何だか、記録を更新しているような・・・。昨日の甲府39.1℃には驚きましたが。だって体温より高い温度なんですよ。私なんて体温が低いから、39.1℃なんていったらインフルエンザで発熱しているようなものです。いったいどうなっちゃうのでしょうね。今年の夏は。なんとなく不安です。
 
暑いと疲れます。もう、ただ存在しているだけで疲れます。
 
実は、先週の日曜に父の面会に行った際に、あらゆる長袖の衣服を持ち帰っておいて良かったと思っています。というのは、衣替えをした際に、冬物は一つの袋にまとめて、クローゼットの上の法にある棚に上げてきたのですが、その時洗濯に出ていた物や、衣替えをした時期が気温が不安定だったこともあり、寒い日に着るかもしれないからと、春に着るのにいいような長袖のTシャツなどを若干箪笥の中に残しておいたのです。2週間前に妹が面会に行った時はもう暑いのに長袖のTシャツを着せられていたそうで、妹が着替えさせたそうです。約1ヶ月前に面会に行った時も、すっかり暑いのに、父は春先に着るのにちょうどいいコットンの長袖のセーターを長袖の下着のシャツの上に着せられて汗をかいていました。その時も、半そでに着替えさせました。その時は、箪笥の中には何枚も半そでの夏物のシャツがあるにも関わらずセーターを着せられていました。父に尋ねたところ、「女の子に着せてもらった」とのこと。つまり、朝のお当番の職員さんが着せてくれたのでしょう。その日は他の入居者のおばあさんたちも、なぜか冬物のシャツを着込んでいて暑そうでした。ラウンジでは「暑いからクーラー入れた」というような状況でした。若い職員さんは自分は半そでTシャツでした。
 
父のお世話になっているホームでは、職員さんがローテーションの関係でおばさんばかりの日があるのですが、そういう日はあたりの日で、この酷暑に入居者さんが長袖の冬物を着せられたりはしないのです。問題は、朝の着替え担当の若い職員さんで、どうも彼女たちは老人が体感温度を感じずらくなっているということを理解していないようなのです。介護の仕事についている人としては、あまりにも怠慢だと思います。
 
年寄りは、体感温度を感じる機能が鈍くなってしまっているので、熱中症になりやすいし、まず基本的なところから気をつけてもらわないと困ります。グループホームの入居者は、服を着せられてしまうと、自分ではこれはイヤだとか、暑いとか、言いづらい状況なので、介護職の方がそのあたりは気をつけてもらわないと困ります。
 
連日、熱中症で搬送された人や亡くなった人のニュースを聞く都度、この暑さに不適切な衣服を持ち帰っておいて良かったと思います。今、父の箪笥の中は半そでシャツしか入っていません。寒い時ははおりもので対応してもらうように、夏物の長袖カーディガンを2枚吊るしておきました。どうか、これでどうにかしてもらいたいものです。
 
介護職の方がついているからと言って安心できないのが現在の老人たちが置かれている介護の現場です。介護職についている方の実力が、人によってあまりにも違いすぎます。服を着せるのも、ただ目に付いた服を着せればいいというものではなく、その日の天気や気温、その人の体調や予定などを考慮しなくてはいけません。でも、それをやっていない、出来ない介護職の方が結構いるのだと思います。その方たちは基本に戻ってもらいたいのですが、自分たちが扱っているのは生きた人間であるということ。いささか古びてあっちこっち壊れてはいるものの、生きている人間だということです。
 
そのあたりのことを肝に銘じて接していくと、その仕事はかなりやりがいのある面白いものなのではないかと思います。「やらなくちゃいけない」「やることになっている」とルーティンで動くのではなく、ちょっと想像力を働かせて、自分の世話をしている人の立場になって考えてみれば、ずっと良い介護の仕事ができるはずです。是非、お願いしたいです。