ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

人にはそれぞれ事情と思惑が

自分にとっては当然のこと、普通のことが、他人からは意外だと思われていることって結構ありますね。最近、お勤め先で聞いて驚いた話があります。
 
お勤め先に40代独身一人暮らしの男性がいるのですが、その方は炊飯器を2台持っているのだとか。それを聞いた部長さん(女性)が、「なぜ一人暮らしなのに炊飯器が2台も必要なのか」を尋ねたところ、その方の回答。「ご飯をたこうかな、と思った時に、前回炊いて保温中のご飯がまだあり、新たに炊くことが出来ないので、もう1台買いました」とのこと。
 
はぁー、人ってよく分からないことをしていますね。通常今時一番多いのは、ご飯をまとめて炊いて、お茶碗1杯分ごとに小分けしたものを冷凍し、食べる際にレンジで解凍する、というパターンだと思います。現在、保温を使っている人って、そんなにいないのでは。食べ終わらないうちに、次を炊こうとするのも不思議です。
 
この話題で、いつぞやのランチタイムに妙齢の女性3名、盛り上がってしまいました。その人にとっては当たり前のことですが、他から見るとかなりヘンです。
 
実は、私はお茶碗1杯分ずつ、食べるその都度ご飯を炊いています。例えば、夕食に米飯、翌日お弁当の場合は、2食分炊きますが、その予定が無い場合はその時食べる分だけです。その話を友人にしたところ、「そんな話を今まで聞いたことが無い。そんなことをしている人がいるなんて」と驚き呆れられました。
 
これも私にとっては普通のことですが、他から見るとヘンなのでしょうね。なぜ、私が1杯分ずつ炊いているかと言うと、私の炊飯器は一人用の小さいもので、ご飯お茶碗1杯分はだいたい20分で炊けてしまう為、その間にお味噌汁やおかずを作るのにいい具合だからです。そして、私は電子レンジを使わないので、持っていません。冷蔵庫も古い型で、そんなに冷凍の性能が良くないのと、容量が小さく、たくさん色々なものを冷凍保存しておけない、という物理的な事情もあるのです。でも、1杯分ずつ炊くのに慣れると、すごくいいですよ。常に炊きたてを食べられるし、あまらせることも無いので保存の心配もなし。
 
私のご飯の炊き方だけでもこれだけの理由とメリットがあるので、職場の炊飯器2台を所有する男性にも、理由とメリットがあるのでしょうね。他人には分からなくても。
 
かくも人とはバラエティーに富んだ生き物ですね。画一的で一方的に決め付けて、人を見るのはつまりませんね。