ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

成人の日 2014

今日は2014年の成人の日でした。新成人の皆様おめでとうございます。大人として責任が大きくなりますが、その分自由も増し、いままでよりずっと楽しい毎日になることでしょう。

さて、私の住んでいる蕨市は日本で初めて成人式を執り行った市なんだそうです。普段あまり自慢することが無いので、こういうのはちょっと嬉しいですね。とにかく、天気がよくて良かったですね。雪の年もあって、そういう年に成人を迎えた方たちは足元が悪い中、着慣れない着物姿でいかにも見ていて気の毒ですからね。

さて、現代では「30歳成人説」というのがあるくらい、年だけとっても精神年齢が追いついていない人が多いようです。江戸時代などでは、男子は15歳くらいで元服して一人前になりますし、女子は18位までに嫁に行ってしまいますよね。江戸時代に20歳を過ぎて未婚だと、もう行き遅れという扱いだったらしいです。結婚が早いので出産も早く、20台は何人も子供を生み育て、かつ労働者としてもアテにされ、と大変な年代だったのでしょうね。寿命も短いので、子供がひとり立ちできる頃には、かなりガタがきていそうです。

寿命が延びて、30歳を成人としても十分間に合う時代になったと思います。それなのに相変わらず日本の法律では女性は16歳、男性は18歳で結婚できます。実際、その年齢で結婚している人って全体のどのくらいに当たるのでしょうか。きちんと生活を支えていけるのでしょうか ? 20歳以上でも良いのでは。どっちみち晩婚化なので、25歳以上にしても間に合うのでは、とすら思います。

私自身が20歳の頃を考えても、幸福感より不安感の方が大きく、ただたんに若いというだけでした。夢や希望や欲望や可能性もたくさんあり、体力も気力もそれに負けないくらいあったので、どんどん外から獲得することが幸福だと思っていました。今、あの頃ほどの夢や希望や欲望や可能性はもちろん、体力も気力ももう既に追いつかないくらい減ってしまったものの、今の方が幸福感は高いかなと思います。長く生きていて、その間には脂肪だけでなく、経験値というものが付いたから、20歳の頃のように無駄に騒がなくても、結構簡単に物事を成すことができるようになったからです。外に探さなくても、自分の内に幸福の種が見つかるようになったからです。

今年20歳を迎える新成人の方はもとより、30歳の方も、それ以上の方も、幸福感を昨日より今日、今日より明日、さらに沢山感じられるようによく生きていただきたいと思います。もちろん私も、明日は今日より良い日を迎えようと望んでいます。

人はいつでも心新たに、明日を迎えられると信じています。

新成人の方、おめでとうございます。