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上野で「みちのくの仏像」展になごむ

5日 ( 日 ) までの開催だったので、4日( 土 ) に大急ぎで、「みちのくの仏像」を見に東京国立博物館へ行ってきました。
 
会場はそんなに広くなく、博物館の一室をあてがわれた感じでしたが、全部で19体の仏像が見られました。東北の14のお寺からお借りしてきたようです。
 
会場に入ってすぐのところに、仏像を見る時の基礎知識が出ていまして、菩薩とか如来とか天とか色々名前についているのは仏教でどのような位の仏様であるかの説明がありました。表現される際の目安とポイントもあり、一括りに仏像と言っても色々あるのが分かります。確か、4つに分かれていて、菩薩は頭がぼつぼつだったり、肉付きがよく衣をまとっているとか、如来はアクセサリーを付けているとか、今まで何も知識がないまま見ていたので、何が何だか分からずに見ていたのだと納得しました。さらに日本の神道から派生している神という象もあるとのこと。それは、「日本美術史」で学んでいたので知っていたのですが、それも仏像として括るようです。
 
基礎知識を得てから見ると、なるほど分かりやすく、もっと色々見たくなります。私のお気に入りは「十二神将立像」で、動きがあり見に付けている衣がなびいていたりします。徹底的に武具を着けて、ブーツ状の靴を穿いているものから、結構薄着で、足元がわらじのようなサンダルのようなものまで色々あるのですが、一体に一つ頭上に十二支を載せています。結構いかめしい顔で派手な力強い動きをしているのに、頭の上にうさぎの象が乗っていたりして、ちょっと脱力。イノシシの武将は衣装の柄までついていて、手の込んだ作品になっています。
 
円空さんの作品も3体展示されていました。製作年がかなり違うものを3体らしく、丁寧な彫りのもの、正面から見ると厚みが感じられるのに、横から見ると厚さ15cmほどの板に彫られているものなど、ありました。そしてどれも微笑んでいました。円空さんの彫る仏様は、微笑んでいるのがポイントなのかもしれません。確かに、あの素朴な微笑の仏様を見ると、癒されます。
 
それにしても、人気があるようで会場はごった返していました。仏像は、きちんと見ると、どんどんはまりそうです。見ていて楽しいのがこの頃分かるようになりました。これから、色々見て行きたいと思いました。

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