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熊谷市妻沼ツアー その1 聖天山 歓喜院を訪ねる

日本一暑い街として話題になった埼玉県熊谷市には、ここ数年話題のスポットがあって、そこに行ける無料のシャトルバスが出るツアーがあるというので、本日は妹と行って来ました。

そのツアーと言うのが、1日12便無料シャトルバスが出まして、観光が出来る場所が停留所になっていて、そこに途中下車して観光し、またバスを拾って次に行くというものです。向かう場所は熊谷市の北部に位置する妻沼という地域です。熊谷市は、なんとなくだだっ広い市で、JRの駅も熊谷と籠原があります。妻沼という場所は鉄道の駅が無く、熊谷駅・籠原駅からバスで向かいます。更に北に進むと東武鉄道太田駅がありますが、そこは群馬県です。
 
朝10:00に出る3便のバスに乗ろうと、妹とJR高崎線籠原駅に9:40頃に集合。駅にはバスツアーのバス乗り場を示す貼り紙が出ていて、迷わずに集合場所へ。
 
そこでそろいのピンクのポロシャツを着たボランティア・スタッフの方から整理券をもらいました。バスに乗れる人数に限りがある為、いっぱいになってしまったら次の便に乗ってもらうとのこと。私たちは幸い早くに着いたので、お目当てのバスに乗れました。妹いわく、参加者は65歳以上の人たち、とのこと。私たちも立派におばさんという年齢なのですが、なんと一番若いようでした。
 
最初に停まったのが別所沼公園で、ハナショウブが盛りが過ぎたものの咲いているとのこと。かなり広大な公園らしく、季節ごとに花も咲き、また市民憩いの場としてスポーツする人や散策する人もいるようです。バスに乗っていた年配の男性のグループはここでゴソッと降りました。
 
次は能護寺というお寺で、「あじさい寺」と言われているそうです。ちょうどあじさいが見ごろで、ここではおば様たちのかなりが降りました。私たちのプランでは、ここは後で寄ります。
 
バスの中では、ツアコンよろしく担当のボランティアの方が、寄るスポットの説明をしてくれます。
 
3番目の坂田医院旧診療所で降りました。バスを降りて目の前にテントが張ってありまして、日傘の貸し出しをしていたので、一番大きな番傘を借りました。妻沼という地域で、そこの商店街でおもてなしとして貸し出しているようです。商店街では色々な場所で貸し出しをしていました。さすがに日本一暑い熊谷だけあります。
 
その奥のテントでは、冷たい麦茶のサービスをしていて、一緒にバスを降りた一行は皆わらわらと突進して行きました。このイベントは全てボランティアの方たちが支えてくれているようで、手作りのお漬物が数種類並んでいて、まだ午前中だというのにおば様たちは、これでもかというほどお漬物を食べていました。私たちも味見程度にご馳走になりました。いかにも家庭で作りましたという感じで、おもてなしの心を感じます。
 
このテントの後ろは日本家屋で「メヌマポマード」創始者の居宅だそうです。あがって見ることもできるのですが、開け放たれていたので、外から眺めて、移動です。広い駐車場の向こうには、坂田医院旧診療所があります。産科医院として昭和6年に建てられた洋風近代建築で、平成16年に国登録有形文化財に指定されたそうです。中が見られるので、見学しました。現在、ドラマや映画の撮影で多く使われているそうです。昔の洋風建築らしくちょっとしたところがおしゃれなデザインです。

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ここから国宝に指定された聖天山 歓喜院を見るために、照りつける日差しの中を向かいました。借りた日傘がありがたいです。

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お目当ての歓喜院ですが、正面から見ると普通のお寺ですが、正面左の料金所で券を買って小さな入り口を入ると、本殿の後ろに続いているド派手な建物が目に飛び込んできます。周りが木の塀で囲まれているので、更に小さな入り口を入ると、なんともすごいことになっていました。

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この建物、「埼玉日光」とも呼ばれるそうで、とにかくすごい ! 屋根のすぐ下から縁の下まで彫像がびっしり。下の方は、子供の遊びを色々現しているようで、相撲をとっていたり、木馬にまたがっていたり、今にも歓声が聞こえてきそうなほど活き活きとしている彫刻です。色がまた素晴らしく、美しく、いくら見ていても厭きません。上の方は七福神の色々な場面が描かれた彫刻となっています。

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昔、七福神には弁財天と吉祥天の二人の女神がいたのだそうです。新しい七福神は吉祥天が抜けて、福禄寿が加わったのだとか。吉祥天と弁財天がすごろくをしている場面もあります。
 

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ここの彫刻は、どれもちょっとクスッと笑ってしまうようなユーモアあふれた作風です。吉祥天と弁財天のすごろくの場面でも、毘沙門がどちらが勝つのか夢中で見入っていて、いつも足下に踏みしめている鬼を踏むのすら忘れていて、その脇で鬼が羽を伸ばしています。遊んでいる子供の彫刻もあかんべぇをしている子がいたり、お尻を掻いている猿がいたり。だだのキンキラキンではありません。
 

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一通りじっくり眺めた後、解説をしてくれるツアーに参加して、さらにじっくり見ました。説明のツアーの最後は、本堂の正面の彫刻を見て終わりました。正面の上の方も凝った彫刻になっていまして、びわ(?)の木の中から顔を出す猿の姿もあり、それがとても愛らしいのです。左右の柱で、猿の表情や姿が異なるのも楽しいです。
 

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因みに、妻沼のゆるキャラは白いお猿です。名前は不明ながら、あちこちにあしらわれていて可愛いです。
 
一通り、境内も散策、お守りも沢山の種類がありました。そこに来て、私はやっと気づいたのですが、ご朱印帳を持参するのを忘れました。後で貼るのでもいいので尋ねてみると、15分ほどかかりますとのこと。どうして、拝観する前に依頼していかなかったかと悔やまれました。今回は諦めて、次回来る時にはご朱印帳を忘れずに持参しようと思いました。