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国際女性デーとある女性の思い出

国際女性デー。ミモザの花束を女性に贈る日。

日本でもなんとなくここ近年、ミモザの花束を贈る日として定着して来た感があります。土曜日に訪れた移転したばかりの花屋さんでもミモザの小さなブーケが作られていました。

たまたま、7日の夜中に、突然ある女性の事を思い出しました。ヘレン・ガーリー・ブラウンの事。

ヘレン・ガーリー・ブラウンはアメリカの雑誌『コスモポリタン』の名物編集長で、前身の家庭婦人向け雑誌を現在の働く女性向け路線に大きく変更し、女性進出の時代の空気に沿った女性雑誌を発行した人で、その編集方針は現在の世界中の女性雑誌のベースとなっているものらしいです。

私はたまたま20代の時に彼女の書いたお仕事と人生指南の様な著作に触れ、興味を持ったのがきっかけです。その著書は20代・30代の仕事まみれだった私を励まし続けてくれました。

以前、『コスモポリタン』は日本版があり、その創刊記念で行われた2日間のイベントで、なんとご本人にお会いする機会がありました。当時の私は全く英語が話せなくて、お話しが出来る状態ではなく、やっとのこと「ご本を拝読しました。あなたの大ファンです」と言うのが精一杯。英語が堪能な他の出席者はもっときちんとしたお話が出来ていたようで羨ましいかぎりでした。

先日、ふとヘレン・ガーリー・ブラウンさんの事を思い出したのも、国際女性デーが近かったからなのか、たまたまなのか。昔の私が今の私を励ましにやって来たのか。20代の私が胸を熱くして思い描いた未来に、今の私は立っていない。今の私があの頃の私の到達点だと思うと、あまりの結果の酷さに驚きを隠せません。私が夢見た未来はこんな現実ではなかった。それでも前を向いて歩いていくしかない。

毎年巡ってくる国際女性デー。日本の女性の地位は上がるどころか、先進国の中では毎回最下位あたりをウロウロ。何十年経っても、世界の中では女性の地位が低い国として認識されているのです。そんな国の片隅でも、今日も多くの女性たちが頑張っている。私も頑張ろう。

国際女性デー、おめでとう。

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📷 花より団子。国際女性デーなのでケーキを頂きました。