今日は本当は丸1日有給の予定だったところ、懸念材料があったため半休にして出社。午後はお休みでした。
半休、バンザイ！今回はどこへ行こうかな？ずっと行きたいと思っていて、未だに行っていない日暮里にある朝倉彫塑館へ行きました。今日の暑さは異常です！
朝倉彫塑館は明治・大正・昭和の日本彫刻界を牽引した浅倉文夫のアトリエと住まいからなる個人美術館です。アトリエ部分は天井の高い洋館で、プライベート空間は和風の建物が繋がってる造りで、ぐるっと建物が取り囲む中に日本庭園が設えられ、そのほとんどが池で、風情をたたえています。屋上庭園があり、植物を育てたそうです。この建物内で、実際に彫塑の製作をし、後進の指導にも当たっていたそうで、屋上庭園はお弟子さんたちも手入れに参加していたとか。
まず、靴を脱いで上がります。靴下は必須です。靴を持ち運び用の袋に入れて、受付で入館料500円を払います。私、荷物が多くて、通常持っているショルダーバッグの他、帰りに寄る図書館の本4冊、今晩と明日の朝ごはん用のパン3つ、賞味期限が近いので「ご自由にお持ち下さい」になったお勤め先の小包装されている生麺数個を入れた重いサイドバッグも持っていて、尋ねたら荷物を預かってもらえました。サイドバッグをお願いして、さあスタート。
アトリエには朝倉文夫の作品が何体も展示されており、時々展示替えがあるようです。代表作「墓守り」もここで見られます。彫塑に詳しくないのですが、「墓守り」は存在感のある作品で、とても良い。女性像や青年像もあり、ゆっくり楽しめます。
アトリエの隣の書斎、ぐるりと中庭を回り込んだ和風建築の中を次々と拝見。ご自宅になっていた和風建築の方は、襖が開け放され風が通る様になっていいます。ただ、本日は異常な暑さでエアコンが効いていないところは地獄の苦しみでした。2本の映像を見て浅倉文夫とこの美術館の知識を深めたところで、2階へ。途中にショップがあり、あとで見ようと思っていたら、順路に従って進むとここには戻って来られませんでした。2階は見晴らしが良く、清々とした日本間が続きます。突き当りを出て靴を履き、屋上庭園へ。
庭園が出現します。木がある所は日陰が出来ていて、風が心地よい。現在は花は何も咲いていませんでした。屋上庭園の先頭に「砲丸」という作品が設置されていて、庭園からは背中しか見えないのですが、次に訪れた室内、「蘭の間」の天井の一部がガラスになっていて、見上げると「砲丸」が見えるという洒落た仕掛けになっていました。「蘭の間」は元々蘭を育てる為に作られたお部屋だそうで、今は猫好きで知られ、沢山の猫の像を残している浅倉文夫氏の猫の作品が飾られています。本日は「蘭の間」は撮影OKでした。
ここから階段を降りると、エントランスに出ます。暑さのあまり滞在時間1時間以内でした。
一部エアコンが効いていない場所があり、本日のような熱中症になりそうな日は辛い。もっと涼しい季節に次回は訪れたいです。小さな美術館ですが、次々と訪問者があります。ギュウギュウに混んでいるという感じではないので、マイペースで回れて良いです。JR日暮里駅からすぐの所にあるので、またふらりと訪れようと思います。
