以前、友人が昔、「竜馬がゆく」を読んで面白かった、読んでいる間は常に竜馬が頭の中を歩き回っている感じだった、と言っていたが、その時は全く興味がなく、へぇ~って感じだった。
「竜馬がゆく」を読んだり、ドラマ 「龍馬伝」 を見たりすると、竜馬は幕末の風雲児、というより、ある種の天才なのでは、と思う。そして、革命児。竜馬は古いしがらみに囚われることなく、良いと思えばどんどん新しいものを取り入れていく人で、だから、日本初の株式会社を作ったり、船の衝突事故で国際法に乗っ取った判決を仰いだり、日本初の新婚旅行をしたり、ひいては国を転覆させる活躍をすることになるのだ。
そして、人たらし。国をどうにかする人は、人たらしの才に恵まれているようで、人たらしと言えば豊臣秀吉。国が大きく揺らいでいる時に現れるように思う。
「 竜馬がゆく 」 でも、とにかく竜馬の人たらしぶりは読んでいて気持ちよく、なるほどこの男の為ならなんとか力添えしたいと思わせるほどチャーミングだ。
竜馬が流行った翌年は日本の景気が良くなると、何かの番組で言っていたので、景気回復の一助にもなるかもしれない。そして、何より、今のような混迷の時代にこそ、誰もが竜馬を求めていると言う事だろう。
せっかくだから、竜馬からこの時代に立ち向かえるよう、よいエッセンスをいただこう。ちょっと萎え気味の私の精神に、ただいま竜馬を注入中だ。
♪写真はパチンコ店のハロウィーンの飾りつけ。
季節柄、見ていると楽しくなります。