ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

お酒を飲む所

お酒が飲める所は色々ありますが、ウィーンならでは、ということでワインの新酒を飲ませるホイリゲと、ビール会社直営のビア・ホールを訪ねました。
 
 
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バッハヘングル
 
ウィーンはその名の通り「ワインが出来る場所」だそうで、郊外のウィーンの森の近くには元々葡萄農家が自家製ワインを作って飲ませる店があります。「ホイリゲ」とは「今年の」という意味だそうで、新酒を飲ませるお店です。イメージ 3

ベートーベンゆかりの見所が多いグリンツィングのホイリゲへ行きました。
私が行ったのはバッハヘングルというお店です。夏はテラス席もあるようですが、なにせ真冬だったので室内のみのようです。老舗らしく壁に有名人のサインが貼られていました。
 
日曜日の19:00頃に行ったのですが、まだそんなに混んでいませんでした。日本人と韓国人の団体客が大部屋の奥の方の席を陣取っていました。手前には個人で来ている地元の方らしいご夫婦が数組。席は大きな長方形のテーブルにベンチです。ウェイトレスの方は昔ながら
の衣装を着けています。イメージ 6
 
 
待てど暮らせど注文を取りに来ないので、カウンターまで行ってウェイトレスさんにワインを注文して地元のご夫婦と合い席でテーブルに着きました。白ワインが主流らしいのですが、私は赤が好きなので、赤ワインを注文。飲みやすくて美味しかったです。
おつまみは、冷たいものは入り口すぐの所のショーケースで注文し、受け取りと支払いをします。種類が多く、迷いましたが、チーズとハムと何だかよく分からないのですが、野菜の料理を注文。ハムもチーズも美味しかったのですが、この野菜料理が美味しかった。なんと言う
料理か分からないのが残念です。温かいものはテーブルで注文するイメージ 4
ようです。
 
それにしてもオーストリアの方たちはとても親切です。ショーケースをはさんで店員さんが何か私に尋ねているようなのですが、相手はドイツ語。私がポカンとしていたら、左右に立っていたオーストリア人の女性と男性のお客さんが「奥に居るグループの方ですかと聞いてますよ」と同時に英語に訳してくれました。お2人はカップルではなく別々にいらしたお客さんだったのですが、ハモッてました。
 
さて、途中から演奏が入りました。バイオリンとアコーディオンの2人組みです。典型的なホイリゲ・ミュージックなるものがあるのだとか。お決
まりの「美しき青きドナウ」から始まって、色々な曲を演奏。日本人客がイメージ 5
多いので、日本人が誰でも知っているような日本の曲を何曲も演奏し
て、団体客のおば様たちからヤンヤの喝采やら心づけやら。

休憩後、再び演奏があるとのことで、演奏者の方々はワインで休憩していました。私も、チップを入れました。一人で来店しているし、楽しませていただいたので。でも、日本人団体客が居ない時に来たかったですね。せっかくウィーンまで来たので、出来れば日本の曲よりもオーソドックスなホイリゲ・ミュージックが聴きたかったです。
 
さて、このホイリゲでワイン1杯とおつまみ3種類を飲んで食べて10.70ユーロ、ウェイトレスさんと演奏者へのチップで3ユーロ、楽しく美味しい夜のお値段はしめて13.70ユーロでした。とにかくおつまみは安くて美味しい。ウィーンへ行ったら迷わずホイリゲへ行くことをお勧めいたします。
 

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ビール会社直営の
ゲッサー・ビーアクリニーク
 
シュテファン寺院からグラーベンを通って、ペーター教会の近くなのですが、場所が分からずにそのあたりをウロウロすること1時間。21時過ぎに到着。
 
イメージ 7土曜日のせいか、私が来たのが早いのか遅いのか、あまり混んではいませんでした。2階は本格的レストランらしいです。私はお手軽に1階に座を占めて、ビールとウィーンの名物料理ターヘルシュピッツを注文。
 
ビールは飲みやすい感じでした。
 
目の前にどんと置かれたターヘルシュピッツに驚きました。平たく言うと、大型ステーキ・サイズの牛肉をビーフブイヨンでゆでた料理らしいです。多分、上に乗っている野菜も一緒にゆでられているようです。それにリンゴムースとアプフェルクレンという西洋ワサビをすりおろしたソ
ースをつけて食べるということです。イメージ 8最初、このソースの存在がどうも
ピンとこなくて、いったいこれは何 ??? と思っていたのですが、旅行ガイドにソースだと出ていたので、本体に付けてみました。味わいが変わって面白い。本体そのものでも十分美味しいです。リンゴムースは私には甘すぎて合わないようでしたが、アプフェルクレンは本体ととても合います。
お皿からはみ出しそうなほど大きな牛肉が2枚も乗っていたのですが、完食です。
なるほど、これはビールに合う料理でした。
美味しくいただき、この料理は自分でも結構簡単に作れるかしら・・・と思いました。
 
奥の部屋に若者のグループが入っていたようで、にぎわっていました。途中、ウエイターさんが、ホイルを持ってそちらへ行ったので、もしかして食べきれない場合、お持ち帰りが出来るのかもしれません。そのホイルが気になりました。
 
このお店ではお料理とビールをジョッキ1杯いただいて、チップも置いて25ユーロでおいしいひと時をすごせました。曜日や時間で演奏も入るようです。私が座っていた一角は、年配のご夫婦が何組かいたスペースで、どちらかと言うと活気があるというより落ち着いて飲食できる雰囲気でした。
 
場所が分かりづらいものの、この一帯は飲み屋さんが多いようで、どこへ飛び込んでも楽しいかもしれません。