ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

世界遺産 その1 シェーンブルン宮殿

 
ウィーンには2つの世界遺産があり、その一つはシェーンブルン宮殿です。
正直、あまり興味は無かったのですが、世界遺産だしね、一度行っとこうかしら、くらいの気分で行きました。でも、行って良かった。一度は行っておくべきです。
 
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私は宮殿内部の40室を見学するチケットを購入致しました。ヴィエナ・カードで割引が効いて、11.40ユーロでした。
正門から入らず、シェーンブルン駅からとことこ歩いて王宮の東側の大通りから入りました。敷地内を延々歩き、やっと宮殿見学コースの入り口です。器械でチケットを購入。入り口で荷物を預け、さらに中に進んだところでオーディオ・ガイドを受け取ります。オーディオ・ガイドは料金に含まれています。
 
オーディオ・ガイド、良いですね~。実は初めて使いました。美術展では使ったことがないので。じっくり一部屋一部屋を自分のペースい゛回れます。内部で一部、工事中でした。その部屋を抜けて次の間へ。イメージ 3
王族の方たちの当時の生活がしのばれます。
 
それにしても、人気者のシシーことエリザベートの夫、フランツ・ヨーゼフ1世の生活ぶりが紹介されていましたが、なんとも地味な王様ですね。質実剛健というのでしょうか。あさ5時に起床して、執務にせいを出し、午前中は謁見陳情の時間にあて、100名の人に会い、午後はし事務仕事を片付けるのだそうです。朝食も昼食も執務室で取ったらしいです。18時が家族そろっての夕食で、食堂に集まります。メニューは割りと地味目。就寝は執務室の隣の部屋です。
王様のベッドルームで非常に驚いたのは、小さいサイズの鉄製のシングル・ベッドで寝ていたということです。王様なのに、贅沢はしないのでイメージ 4
すね。猛烈に働いているのだから、寝る時くらいもっと大きいサイズの
ベッドで休んでもよかったのでは。ベッド・ルームの隣は専用のバス・ルームです。
フランツ・ヨーゼフ1世は自分の仕事は国民の為に働きつくすこと、と考えていたようで、猛烈に働いたようです。しかし、時代の転換期にあった王は幾多の悲劇に見舞われ、それでも国民の為に、と働き続けたとか。息子は心中、愛する妻は暗殺、メキシコ皇帝の弟は銃殺され、と家族内の悲劇が続いたそうです。生涯妻エリザベートを愛し続けたそうですが、エリザベートにはあまり愛されなかったようですね。どうしてだろう ?? よさそうな人ですけれどね。男女の仲は分からないですね。なんだか、フランツ・ヨーゼフ1世が気の毒になります。イメージ 5
 
40室を見学し終えて、お土産コーナーに寄りました。色々あって、ここは行くべきです。さすがにシシー・グッズも色々ありました。私は、シシーの肖像ががついているエコ・バッグを紺と生成りと1枚づつ購入。現在、紺の方を使っています。生成りの方は妹にお土産にしました。
 
さて、外に出て、少し庭園を歩いてみましたが、寒いし冬で花も咲いていないし、グロリエッテにあるカフェもお休みだとかで、広いお庭散策は早めに断念。次回機会があったら行ってみたいですね。
 
お庭以外に動物園や温室、日本庭園、馬車博物館、宮廷劇場など色々イメージ 6
あって、全部回るには丸一日かかりそうです。
 
正門近くのセルフ・サービスのカフェでアプフェルシュトルーデル ( ひらたく言うとアップル・パイ ) とコーヒーをいただきました。ここのアプフェルシュトルーデルは甘み控えめでりんご本来の酸味が効いていて、日本人の口に合うと思います。さっぱりしていて美味しかったです。ウィーンでいただいたケーキはどれも甘さが強く、私としては甘すぎるので、ここのくらい甘さ控えめなのは美味しかったです。シェーンブルン宮殿に行かれる方には、ここでの一服をお勧めいたします。
 
 
上から正門から見た宮殿。
  カフェのオープン・テラスのかもしか。
  カフェのオープン・テラスの天使。
  カフェの脇の道から眺めたグロリエッタ。
  正面脇のセルフのカフェのアプフェルシュトルーデンを二つに切ったところ。