13日(金)に帰省しました。19:00頃自宅が見えてきました。おや、門の
脇になにやらこんもりとした茂みに赤いものが・・・。近寄ってみたら、
バラが満開です !!
「わぁ ! 咲いたね～ ! よく咲いたね !!」とバラに大絶賛。玄関の灯りがパチっとついて妹が玄関の戸を開けて「外で何を騒いでるのかと思ったよ～」と出てきました。
このバラはいつから生家の門の脇に植えられているのか分からないのですが、花が咲いたのを見たことが無いのです。妹が知人からいただいたバラを植えたらついたとかで、以前は花が咲くと母が切って家に飾ったりしていたそうです。しかし、父の入院以来、私が頻繁に帰省するようになって以来、2008年の春から昨年まで花は咲きませんでした。
茎が上に伸びずに、横に向かって伸びていました。しかも、つぼみがついて咲くのを楽しみにしていると、誰かに切られてしまうのです。ある時は隣のおばさんが。歩いていたら横に伸びたバラの茎でズボンのすそをかきざいてしまったので、バラを切ったと言って来ました。でも、それが本当だったとしたら、どうしてそんなに塀の脇を歩く必要があるのでしょう。どうもそのおばさんは、我が家のバラを目の仇にしているようで、以前にも、もう少しで花が見られそう、という時にバッサリ切られていたことがありました。それどころか、塀の外にあるプランターに植えたチューリップは葉が大きくなり次回来る時は咲くかな、と楽しみにしていたのに、次に来た時には根こそぎなくなっていました。
昨年の今頃、横向きに茎が伸びてしまうので思いついて添え木をして紐で結わえてみました。もっと茎が長くて上に向かっているものは塀のフェンスに紐で括り付けました。そうしたら、今年の春から葉が生い茂り、すくすくと上向きに成長。ついでに、何かで妹の所に来た隣のおばさんに、妹が「姉が大切に育てているので、バラは放っておいてください」と言ったとのこと。
そして、やっと、ついに開花いたしました。ちょっと紐で結んだだけでこんなに沢山咲くとは !! ぱぁっと家の前が明るくなりました。
生前、母は我が家を初めて訪問する人に、「角の葡萄の木のある家で
す」と説明していました。でも、今や我が家は「角のバラが門の脇に咲
いている家です」と言えそうです。なんか、すごく嬉しい。
たかだかバラが咲いただけでこんなにハッピーな気分を運んでくれるとは。花の妖精のおかげですかね。
