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ギリシャ、いったい何故?

ギリシャ、悠長じゃないですか?
欧州の銀行にギリシャ国債の元本50%削減に応じてもらうギリシャ支援策に対して、これから国民投票をするんだとか。
 
どうにかしてEU全体でギリシャ金融危機をどうにかしようとして、元本50%削減に応じてもらおうという案にこぎつけたのに、当のギリシャがグスグス。私だけでなく、EU各国の首脳陣ならずも、一般民衆も唖然としてしまう事態ですよ。
 
だって国債の元本50%削減って、すごい割引というかお目こぼしというか、どうにかしないととんでもないことになってしまうので、とにかくどうにかしましょうってことでしょう。個人の借金を銀行が50%削減なんて、普通してくれないでしょう。国単位、金額の巨大さ、他への影響力ということでの措置ということですよね。
 
それに対して、いまさらどうして国民投票? 自分たちのことしか考えていませんって態度に映りますけれど。
 
今年の一月にウィーンに旅行した時、ギリシャ金融危機はすでにヨーロッパで大問題になっていて、どうにか資金を入れて危機回避しようというような方向性だったようなのですが、ユーロになって絶好調のドイツが大きな金額を支払うことになるらしく、ドイツ国内でいったいどうしてドイツ国民がギリシャ支援のために金を出さなくちゃならないんだ、しかも出してもらうギリシャは申し訳ない様子もなければ、金を出すのは当然だという風にも感じられるのに、という論調がドイツにある、という記事を現地の雑誌で読みました。
 
ドイツにしてみればまさにそういうことなんでしょう。今回、どうにかしなければ、と協議を重ねたEUの国々もきっと同じ気持ちだと思います。日本だって、遠く離れているものの、その影響は猛烈で、とっとと助けてもらえと思いますよね。
 
ギリシャって、グスグスする国民性なんでしょうか。それとも、かつての栄光に今でもすがっていて、プライドだけ高いのでしょうか? 今や、一国の経済危機は多方面に影響を及ぼし、全世界を揺るがしてしまう現実を見て欲しい。ギリシャが素晴らしい文化文明を誇っていたのは何千年も前である、という現実を受け入れて、助けてもらえばよいのでは。もちろん現在のギリシャだっていいとこあるのだとは思うのですが、今回の件については、いったいどうした、と言わざるを得ません。
 
しっかりしろ、ギリシャ !!