ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

中学の同窓会

11月20日(日)に、中学校の同窓会に行ってきました。
 
中学の同窓会は今回初めて。私は記憶があやしいのですが、クラス会は20代の頃一度あったようです。私も行っているらしいのですが、記憶がなくて、参加していたと言われれば参加していたような気もします。
 
私の故郷の街には、当時2つの県立高校、3つの私立高校、その後合併して同じ市になったものの当時は別の市だった所にもう一つ県立高校があって、最寄り駅として同じ駅を利用していたと記憶しています。その中で、当時新設の県立高校であった学校が、近年子供の数が減り、数年前に廃校になることになったとかで、その高校に行っていた人たちが同窓会を行ったのだそうです。それが大変サクセスフルだったようで、「じゃあ、今までやってないし、中学の同窓会をやようか」ということで、今回の同窓会開催となったようです。
 
当時の中学は確か一クラス40人は居たと思います。私たちの代は9クラスまであったような。今となってはかなり記憶が怪しいものの、ざっと計算しても350人強はいるはずです。いったい何人来るのかしら、と思っていたら、100人くらいでした。先生も4、5人出席。残念ながら私のクラスの担任はいらっしゃいませんでした。何でも、その先生は、今では教育委員会のお仕事をされているとかで、その日に市内の小学校で事件があって、その対応に追われているらしい、とのこと。卒業生の中で当然、教育関係や市の仕事についている人もいるわけで、そんな話を聞きました。
 
さて、会場に到着して受付。「何組ですか?」と尋ねられたものの、「?」。私としたことが、何組だったか覚えていないんです。それどころか担任の先生が誰だったかすら覚えていなくて、周りに色々聴いて、ああそうだったと思い出す始末。
 
会場はクラスごとにお席が設けてありました。私のクラスで男子4名、女子5名で計9名。当たり前ですが、皆すっかりおじさん・おばさんです。女性陣の変身ぶりよりももっとすごいのが男性陣だな、という感じ。私のクラスの男性ではまだ薄げや肥満の人はいなかったものの、他のクラスでは薄げ、肥満の男性もちらほら。女性も年は同じはずなのに老けっぷりが全く違って、すごい若作りから適正年齢、明らかに老けすぎまで。あの人どこかのママかしら、という人まで。各自それぞれ年輪を刻んでいました。
 
それにしても、人間というのはそうそう変われるものではないのだなと思いました。中学生当時スポーツが得意だった男子は今でもスラっとしてスポーツ・マンと言う感じだし、ちゃらいキャラクターだった人は今でもちゃらいキャラのまま。女性も当時の目立ちたがりは相変わらず目立ちたがり。
 
その上、当時の人間関係と力関係がなぜか温存されているのも不思議です。みんなその後の人生でたぶんに色々チャレンジし、性格的にも調整などしているはずなのに、中学の時のまま。いったいどうしたことでしょう。
 
今回、新設校卒業生だった人たちが幹事だったので、当然ながら新設校へ行った人たちが沢山参加しています。それと部活が運動部だった人たち。文化部はほぼ全滅。誰も来ていないし、他校へ行った人たちはほとんど来ていないのです。私が会いたかった人たちは、皆来ていない。唯一、中学・高校の仲良しが一人来ていて、彼女に会えたので行って良かったというところ。彼女の結婚式まで出ているのに、途中でお互いの居場所がわからなくなってしまい、連絡が取れなかったので、今回再会できて本当によかった。
 
それにしても、同じクラスだった人が既に2人も亡くなっていました。一人は中学・高校が一緒だった男子で20代半ばで病気で亡くなったそうです。彼は早稲田を卒業して、結婚し、子供もいたようです。葬儀に行ったという人もいました。もう一人は女子で、どうして亡くなったかはわからないものの、既にこの世にはおらず。2/40というのはすごい率ですよね。
 
私の小学校時代の仲良しだった女性も20代半ばで亡くなっています。彼女は成績もよく、運動もできたし、ピアノも弾けたし、美人だったしとなんでも出来る人で、大学も推薦で入学し、当時有名だった仏文の先生のお気に入りだったそうです。
 
でも、今回の同窓会では誰も彼女のことを覚えてもいなかった。350強も人数がいると、おのずと付き合いのある範囲は決まってしまい、知っている人は限られてしまうのでしょう。私も知らない人が随分いました。中学の3年間、その時は長いかも知れないけれど、人の記憶なんていい加減で、皆自分と密接に接している人意外は、どんどんと記憶の縁から滑り落ちて忘れてしまうようです。今、ちょっとぱっとしないな、とか、この人いやだなとか、何か思っても、その場を離れれば、すぐにそんな人のことは忘れてしまうし、またこちらのことも忘れられてしまうと思うと、残念というよりむしろ良かったと言うべきでしょう。
 
イメージ 1
初めての同窓会だったので、どんな感じか判らなくて、一体何を着ていけばいいのか悩んだりしましたが、一度行ってみると次回から迷わなくていいですね。正直言ってあまり楽しい会ではありませんでしたが、先生たちが今でも皆さんお元気でご活躍されているというのはとてもよいことだし、幹事の方たちのご尽力には感謝いたします。ドラマや小説のようなドキドキ感なんてないし、私はとことん前向きなのか過去のどうこうを皆で懐かしむ趣味も無く、結局今と未来にしか興味がないんだな、とつくづく判りました。そういう意味では行って良かった。
 
次回があるのかは判りませんが、たまにはこういうのもいいかな、と思いました。