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ひとはなぜ絵を描くのか ?

イメージ 33331 Arts Chiyoda にて開催中の日比野克彦個展「ひとはなぜ絵を描くのか ? 」を見に行ってきた。
 
なぜ絵を描くんでしょうね ?
 
仕事の帰りに行ったので、1時間ほどしか見られなくて残念でした。正直、30分もあれば見終われるかな、と思って出かけたのだが、もっと長く滞在できれば、さらに日比野克彦の世界を見られたと思う。
 
日比野克彦というアーティストは、もうずいぶん前から有名で、なんだか知っているような気がしていたものの、きちんと作品を見るのは今回初めて。今回の個展は旅先で描イメージ 1いた様々な実験的とも言える作品あり、旅の途中に描き続けたデッサンあり、パ
リのホテルで3日間に描いた絵あり、初期の段ボールを使った作品ありと盛りだく
さん。水中で絵を描いたり、子供たちとコラボしたり、その様子を記録した映像も見られる。
 
しかし、何と言っても、絵を描く、というのがどういう精神の状態でどんな風に脳が手に命じて実際に描くかを言葉と作品で追っていく、パリのホテルで3日間で描かれた作品の展示は興味深く圧巻。プロって、キャンバスを前にすると、スルスルといつでも描けるのかと思っていたけれど、脳や精神との融合や葛藤があるらい。イメージ 2
 
会場は白一色で、目がチカチカしてしまうのだが、そんな中での展示は、作品とすごく合っていたと思う。一通りグルリを見てからホテルで描かれた絵のコーナーへ行き、そこから戻ってまたグルリに飾られている絵わ見てみると、一度目と違って見えるのが面白い。
 
旅の記録のノートもあったが、じっくり読んでいる時間がなくて、見ずに通り過ぎる。映像も、チラッと見ただけ。もっとゆっくり見たかった。日本人アーティストも捨てたものではないです。
 
♪写真は中 「EIGHT」 部分
      下 「Matera Ⅲ」 部分