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クラシック・ギターのコンサートに行って来ました

セルバンテス文化センターで行われたスペイン人ギタリストのコンサートへ行って来ました。
 
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ギタリストはフランシスコ・ベルニエールさんで、20以上の国際賞を受賞し、30カ国以上の国の著名なコンサート・ホールで演奏した経験があるそうです。一言で言って、腕のいいギタリスト、ということでしょうか。
 
さて、クラシック・ギターのコンサートです。クラシック・ギターの演奏ってなかなか生で聴く機会が私はありません。結構、曲自体は色々な所で使われているのに、です。
 
クラシック・ギターの演奏って、なんとも切ない曲調というか、懐かしい感じがするものが多いように感じました。「アルハンブラの思い出」とか「禁じられた遊び」とか。聞いてみて、そうか、こういう曲を奏でるのがクラシック・ギターなのね、と認識したくらいですから、素人も素人です。
しかし、聞いていてとにかく気持ちがいい。昔の思い出に心はトリップしてしまいます。
 
そして、あの演奏はいったいどうやっているのでしょう ? どうやって、あの調べを奏でているのでしょう ?
私のギター体験は、高校の音楽の授業で「禁じられた遊び」をマスターする、というものだけです。そして、やっと楽譜どおりに主旋律を弾いたってだけで、何というか、「禁じられた遊びの」本体部分のみって感じです。それもやっと、どうにか弾きましたというところ。で、プロが弾くと本体部分に色々な衣を着せていきます。なんて表現したら良いかわからないのですが、ギター一本で、ピアノの右手と左手を同時にこなしている感じ、と言えば判ってもらえるでしょうか ? どうして、そんなことが可能なのでしょう ? 演奏を聴きながら、見ながら、クエスチョンマークは増えるばかり。
 
ギターに限らず、腕のいい演奏者は、その楽器ひとつでなんでも表現できますよね。例えば、ジェイク・シマブクロウクレレウクレレを超越しているし、バンドネオンアコーディオンが、想像を絶するような音を奏でたり、バイオリン奏者が打楽器のような音をバイオリンを叩いて出したり、というのは良く目にしますよね。何に限らず、基本がバシッと出来ているから出来る技なのかもしれませんが、見ている・聞いているこちらとしては毎回驚き、なのです。
 
ギターとスペイン語圏は切っても切り離せないのでしょうか ? 何故か、ギタリスト、というとスペイン人かメキシコ人のような気がします。もっとも、ロック・バンドでもギタリストはいるものの、クラシックとなると圧倒的にスペイン語圏出身者のイメージがあります。フラメンコやマリアッチも、ギターは欠かせませんよね。
 
まあ、そんなわけで、12月の宵、2時間弱のクラシック・ギターの夕べを楽しんできました。オーケストラではない、別のクラシックな味わいでした。
 
 
♪写真はフランシスコ・ベルニエールさん。